アカイソハゼ
スズキ目ハゼ科イソハゼ属
2021.2.14:投稿
アカイソハゼは伊豆でも普通に見ることができるハゼ。
普通種ではあるが美しいハゼだと思う。
本種が属しているイソハゼ属には約40種程のハゼがいる。近似種にはアワイソハゼ属もいる。
ハゼに”前鼻管”がある時はイソハゼ属ではないかと疑ってみると良いと思う。実はこれ、人からの受け売り。。。
ある魚に詳しい人にハゼの写真を見せて名前を聞いた時「ん〜前鼻管があるから〜」と言ってハゼ図鑑のイソハゼ属のページを捲り始めた。さりげなくつぶやいた一言。どんな点に着目して種を同定していくのかがヒントになり、非常に勉強になった。
アカイソハゼの分布域は相模湾〜鹿児島、伊豆大島、小笠原諸島。
生息域は水深5〜15mと比較的浅い。岩礁域の岩や転石の上で見られる。
1枚目の写真は、ノートリミング。ミラーレス一眼を持って1〜2か月。距離感が今一つ掴めておらず、もう少し引いて撮れば良かったと反省材料になった。
データ詳細
撮影日
2015.08.06 #499
撮影ポイント
安良里 沖の根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
アカイソハゼの特徴は頬と眼の後方に短い赤色の縦線があること。鰓蓋上部に暗色斑がある。体側は網目模様がある。
体長はおよそ3〜4cm。1枚目の写真の個体と2枚目の写真の個体では、体色が違うが赤味の強い個体や褐色に近い個体がいる。さらに、同じ個体でも体色に変化はある。雌雄の判別ポイントを調べてみたが、ここに記述できるような情報には行き当たらなかった。
このハゼを撮った時は、正にハゼ三昧と言って良いDivingだった。2本連続で田子の白崎で潜り、潜水時間は2本とも56分。
本種アカイソハゼの他にもコジカイソハゼ、キンホシイソハゼ、アカスジウミタケハゼ等とじっくり向き合った。
水温17度の海中、ウエットスーツでほぼ泳ぐこともなくじっとカメラを構えているのはそれなりに寒い。しかし、何とか良い写真を撮りたいとの情念が心に燃えさかっていて、気持ちは決して寒くはなかった。が、体はさすがに震えていた。笑
データ詳細
撮影日
2020.08.13 #896
撮影ポイント
田子 白崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
せつこ
2021.02.16
16:35
嗅覚器官である鼻腔内を通る水の出入り口を鼻孔といって、それが管状になっているものを鼻管と言うらしい。前鼻管、後鼻管などがそれぞれ対になっているけど、前鼻管だけのものや、鼻管のないものやさまざま。
ホタテツノハゼは前鼻管がツノのようなのでホタテ”ツノハゼ”(近々投稿するね!)
ウツボ類は前鼻孔、後鼻孔が有るよね。トラウツボとかよく目立つ。
サメは遠くの「1滴の血」の匂いにも反応するって!怖い怖い。
撮りたい気持ちは体に内臓してる”カイロ”みたいなものかしら⁈ うふっ。
まき
2021.02.15
23:05
なんと、このぴょこっと出てる鼻みたいなの、ちゃんと名前があるのですね。海の中で、不思議だな〜、匂いを感じるわけでもなさそうなのになー、ピノキオみたいだなー🤥👺と思ってました!
それにしてもウエットで17℃、しかも60分近いロングダイブ…さすがです!