アデウツボ

ウナギ目ウツボ科

2021.1.31:投稿


ウツボ科の魚を皆さんは嫌いだろうか?

私自身そんなに好きなわけではない。

しかし、この子は別格。何と言っても「アデ・ウツボ」「艶・ウツボ」

ここ7〜8年、アデウツボに会える可能性がある海では必ずリクエストしてきた。

「口の中が黄色いアデウツボ!に会いたい!」と連呼してきた。笑


会える可能性のある海=分布域は高知県以南、八丈島、伊豆大島など。

そして生息域はかなり深い。100m前後が普通。稀に40m付近。サンゴ礁域や岩礁域に生息。

生息水深を考えたら、いくら連呼してみても会えなかったはずだ。



ところが、会えたのだ!

しかもアデウツボの「幼魚」に! レア中のレア?!ではないかと思う。

会えたのは、柏島ツアーの最終日。


最終日の前夜、もう一度撮り直したい魚や、仲間は見ていても自分は見てない魚など、翌日についての作戦会議があった。

ホシクズベニハゼを見ていない人が数人。私を含め見たけど撮り直したい人が数人。ホシクズベニハゼがいる勤崎へ最終日の1本目に行くことになった。(体内残留窒素の関係で深場へは1本目に行く)そして、まだ見てない人を優先、その後リベンジ組との決め事をした。


そして翌朝、皆でホシクズベニハゼのいるポイント「勤崎」へ。

約束通り、未だ見てない組がお目当てのいる窪み?亀裂?へ。リベンジ組は近くで待機。

その時、Rちゃんがただならぬオーラで呼んでいる。何かトンデモナイものを見つけたらしい。指差すのは小さな窪み。そこには何とも可愛いアデウツボの幼魚が口の中の艶やかな黄色を見せて可愛く威嚇している。鮮やかな青色の小さな斑点が顔や頭など体全体に散らばっている。眼の虹彩に黒色の斑点があるのも特徴通り。鰓蓋は黒色の斑点。


この日、ホシクズベニハゼは奥深くに隠れてほとんど姿を見せなかったそうだ。

「奇跡の出会い」を導き演出してくれたホシクズベニハゼとRちゃんに心からの感謝を!!

参考写真:口を閉じていて黄色が見えなくても可愛さに変わりはない。ほぼ溺愛状態。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.07.05 #886

撮影ポイント

柏島 勤崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

アデウツボ 成魚

 

弾みがつく!とはこのことか。

 

何年もの間、会えなかった「アデウツボ」
幼魚に続いて今度は成魚、しかもペアーに遭遇した。こちらは40mに届きそうな水深。
体後半に青の斑点が。もちろん、口の中は艶やかな黄色。眼の虹彩には上下に黒色の斑点。すべてアデウツボの特徴。
背鰭がまるでタテガミの様に見える。さすがの貫禄!

 

因みに、この直後ほぼ同じ場所でクジャクベラの求愛色をした雄に遭遇した。
「高知県 柏島 民家下北北」 正にスーパーポイント!

 

参考写真:アデウツボad.のペアー。
そうそうお目に掛かれないと思い、無理矢理マクロレンズでフレーム内にカップルで収まって貰った。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.06 #939

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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