アカオビハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2024.9.20:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆大島。
【生息域】サンゴ礁域の礁斜面などに生息。30m〜35m以深に多く見られる。
【特徴】雄は体側の中央に赤色の太い横帯を持つ。雌は桃色一色で眼の下に白色ないしブルーのラインがある。
【識別ポイント】雌はケラマハナダイの雌に似るが、本種アカオビハナダイの尾鰭は尾鰭両端のみが赤く、湾入する。







「ハナダイへの入口」

今振り返ると本種アカオビハナダイは、その後多くの美しきハナダイ達へと私をいざなった特別な種となった。

ハタ科のハナダイ亜科に属す種は、何れ劣らぬ美人揃い!
かつ、大方の種の生息水深は深い。

そこを重ねて「ハナダイに嵌ると”深み”に嵌る」と教えられた。
確かにその通りである。




私がアカオビハナダイの美しさを認識したのは、コンスタントに海へ潜るようになった2010年~2011年の頃だろうか。もっとも証拠写真?!もなくその記憶は定かではない。


そんな中で最も強い私の記憶は、井田の海に棲むアカオビハナダイ。
中層を上下に激しく泳ぐ、婚姻色をした雄。


あの頃。
着底して狙うべきところを、アカオビハナダイにつられて自分も一緒に上下動。
まるで私も婚姻色?!(笑)

それ程、夢中になったアカオビハナダイ!





参考写真:同じ時の同じ個体。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.07.05 #568

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「アカオビハナダイ 雌」

 

得てして私は派手な色彩の雄より、控え目で上品な色彩の雌のハナダイの方が好きなことが多い。
アカオビハナダイもその例に漏れず!
全身は淡い桃色一色で染められ、鰭の縁も品の良い薄っすらとした青紫色で縁取られる。
尾鰭も両端に赤色を配して、わずかに湾入。
眼の下の薄いラインもお洒落。

 

本当に美しい!

 

参考写真:2018.11.19 @田子 沖の浮島根
アカオビハナダイの写真撮影地は伊豆の海のものばかり。
この写真のみが田子。
あとは全て井田。
もちろん他の様々な海でも出会えるのだが。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.05.30 #702

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

アカオビハナダイの雌と幼魚は色彩的にほぼ同じ。
だが、体の大きさや、それに対する鰭や眼のバランスで幼魚と分かる。

 

この写真を撮った日は、ヒメニラミベニハゼを狙っての1本。
いつもの井田堤防近くのゴロタからではなく、「奥」と呼ばれるから所から入った。
海へ入って直ぐ、アカオビハナダイの幼魚を自分で見付けてサクッと撮った。

 

今迄に何度かアカオビハナダイの幼魚の写真を撮ったが、印象深いこの1枚を採用。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.11.17 #529

撮影ポイント

井田 奥

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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