フサギンポ

スズキ目タウエガジ科

2025.06.18:再投稿



前回は宮城県女川町で。
今回は北海道は羅臼で。
フッサフサのフサギンポに出会った。
最後尾に掲載。






2023.11.21:投稿



【分布域】兵庫県および岩手県以北の北日本各地。北海道では全沿岸で普通に見られる。
【生息域】海草が繁茂する岩礁域に生息する。岩の割れ目や海藻の間などに潜んでいることもある。
【特徴】体色は茶褐色で鱗の縁が濃く、細かい網目模様である。体が太長くやや側扁する。口が大きく唇は厚い。両眼の間に先端が房状に分岐した2本の枝状の大きな皮弁がある。頭部背面や下顎~鰓蓋縁辺にも同様の皮弁が多数ある。大型種。





「デカっ!!!」

”ギンポ”と聞くと、小指くらいの大きさを想像する。
本種フサギンポの大きさは、まさに桁違い。

もっとも、本種はいわゆる「ヘビギンポ科」や「コケギンポ科」「イソギンポ科」とは別の科の魚である。本種は「タウエガジ科」に属している。

本種は名前通り、頭部に多くの(フサフサの)皮弁を持つ。

「タウエガジ科」の中でも本種は特段に大型。
30cm以上で成熟し、個体によっては50cmを超えるものもいる。

因みに「タウエガジ科」では、既にアキギンポオキカズナギを投稿した

また、今回出会ったどの個体も全身を出してはくれなかったが、本種は隠れている穴から出て全身を現わすこともあるそうだ。



参考写真:2023.11.18 @女川町竹浦 グロット
頭部のほんの一部だけだが、大きさが”ギンポ”とはまるで違った。




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.11.18 #1340

撮影ポイント

女川町竹浦 アゴ島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ド・迫力!」

2025.6.18:再投稿

 

 

「どうだ~!!」
声が聞こえてきそうな迫力満点なフサギンポ!

 

北の冷たい海の中。
強者(つわもの)が吠えていた!

 

壁にあいた小さな穴ではサイズが合わない。
大きな岩と岩の隙間に棲んでいた。

 

 

参考写真:同じ時の別個体。
こちらの個体もかなり大きかった。
フサギンポの迫力に圧倒された羅臼の海。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.05.24 #1524

撮影ポイント

北海道 羅臼 ローソク岩

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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