サラサハタ

スズキ目ハタ科ハタ亜科

2024.10.9:投稿



サラサハタの幼魚に初めて出会った。
最後尾に掲載。






2023.2.16:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、小笠原諸島、山口県日本海沿岸、琉球列島:台湾、香港、東インド・西太平洋。
【生息域】沿岸浅所のサンゴ礁域、岩礁域に生息。やや内湾的な所を好む。
【特徴】体色は淡褐色で体や鰭全体に暗褐色の斑点が散在する。成魚には体地色より濃い不規則な斑紋が見られる。体長は60㎝程ある。体高が高く、吻は突出している。幼魚の体色は純白で、そこに黒色の斑点があり水玉模様のようである。


「サラサハタ」

和名の由来は、「更紗」のようなハタという意味だろうか。
「更紗」とはインド発祥の木綿地に様々な色で文様を染めた布製品。

誰が名付けたかと、調べてみると魚類学者・蒲原稔治(かもはらねんじ)らしい。
蒲原稔治が1942年に和歌山県東牟婁郡串本町で揚がった本種の若魚を発見。体の模様から「サラサハタ」と名付けた。

この蒲原稔治の「カモハラ」の音?を聞くと、カモハラギンポカモハラトラギスを連想しないだろうか?
ピンポン!!
連想した方は大正解!
両種共に蒲原稔治への献名である。


話をサラサハタへ戻そう 笑
サラサハタの写真は何れもパラオでのもの。
冒頭の写真は本種との2度目の出会い。
イイ感じでサンゴの上に鎮座していた。


参考写真:2013.2.18 @Palau German Channel
こちらがサラサハタとの初めての出会い。
逃げられ気味ではあるが、私にとっては思い出深い1枚。
偶然、1度目2度目共に1年違いの「2月18日」に出会った。




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.02.18 #403

撮影ポイント

Palau Blue Corner

使用機材

Olympus XZ-1

図鑑によると「性質は大人しく、物陰でじっとしていることが多い」とのこと。

 

図鑑に書かれている通りに物陰でじっとしているサラサハタ。
やや”頭隠して尻隠さず”の感があるが、シャイな性格なのだろう。

 

幼魚の写真を載せられないのが無念。
出会ったことがないので致し方ない。
純白の体に黒い水玉模様!
ダイバーに人気があるそうだ。

 

伊豆の大瀬崎などにも出現するとか。
是非是非お目に掛かりたい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.03.19 #677

撮影ポイント

Palau Blue Corner

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「サラサハタ 幼魚」

 

ダイバーに人気だと言う”サラサハタの幼魚”に屋久島で初めて出会った!
噂に違わぬ、白地に黒い水玉模様の可愛い魚だった。

 

2024年の屋久島ツアー。
屋久島到着後の1本目。
夢にまで見た?憧れの”サラサハタの幼魚”に出会ったが警戒心が強い。
隙間に隠れてはこちらを窺い、また一瞬だけ姿を現す。
その小さく純白の体で、我々を翻弄してみせた。

 

が、それより何より、問題は自分の方にあった。
外部ストロボを思い通りコントロール出来ず苦戦を強いられ続けた。
ストロボが発光しなかったり、発光したり。
その事象が何故起こるのか解らず、対処の仕様がなかった。
そんな訳でこの時、やっと巡り会えたはずの”サラサハタ幼魚”をカメラに収めることが出来なかった。
忸怩たる思いを連れて船へと上がった。

 

が、有難いことに。。。運は私を見放してはいなかった!(笑)

 

屋久島の海、最終日の最後の1本。
しかも、その最後の最後。
サラサハタの幼魚が目の前に現れた!
この時は、ひらひらと鰭をたなびかせて全身を現してくれた。

 

SDカードの最後には数枚、可愛い”サラサハタの幼魚”の姿が残っていた。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.10.06 #1463

撮影ポイント

屋久島 K2(サザナミ)

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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