フィリピンスズメダイ
スズキ目スズメダイ科ソラスズメダイ属
2022.7.27:投稿
【分布域】琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の水深12m以浅に生息。礁外縁や崖のような場所で単独或いは群れで見ることが出来る。
【特徴】体色は濃紺色。背鰭と臀鰭の後端と尾鰭は黄色。小さな個体ほど鰭の黄色が鮮やか。老成してくると鰭の黄色はくすみ、全身が灰茶色になる。胸鰭基底には1黒色斑がある。
西表島の海には、本種フィリピンスズメダイが多く生息しているとツアー初日に感じた。
西表では9本のダイビングが予定されていた。
慌てなくても、どこか良いタイミング・良い間合いで、フィリピンスズメダイを撮れば良いと暢気に思っていた。
ふと気が付けば、西表で既に4本潜っている。この時のダイブが丁度真ん中の折り返し。
いい加減でフィリピンを撮らねばと、やや焦り気味に撮ったのが冒頭の写真。
このスズメダイが何故「フィリピン」の名前を持つのか?
英名:PHILIPPINE DAMSEL
学名:Pomacentrus philippinus
英名にPHILIPPINE、学名の種小名にもphillppinus
この種を標本採取したのがフィリピンの海だったのだろうか?想像の域を出ない。
参考写真:2013.5 @奄美大島 大仏サンゴ
フィリピンスズメダイの幼魚。
背景は、大仏の頭のようなコモンシコロサンゴ。
大きな塊のコモンシコロサンゴの脇のやや暗い隅っこに臆病な様子で遠慮がちに泳いでいた。
データ詳細
撮影日
2022.07.16 #1156
撮影ポイント
西表島 トカキン曾根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)