ラオメネス・コルヌトゥス

テナガエビ科ツノメヤドリエビ属

2024.10.18:再投稿



分布域は南日本とも和歌山県串本以南とも言われる本種を伊豆・赤沢で撮った。
最後尾に掲載。





2021.12.13:投稿



【分布域】日本では和歌山県串本以南で観察されることが多い:インド・西太平洋。
【生息環境】サンゴ礁や岩礁域の10m~20m辺りで見られることが多い。ハナウミシダなどウミシダ類と共生している。
【特徴】体色は宿主のウミシダ類に擬態して変化する。眼の先端が僅かに尖る。ハサミ脚掌部後縁に帯状の模様が入るのが特徴。背中の柄も変異に富む。




「ラウメネス・コルヌトゥス」

和名はなく学名をカタカナ表記したもの。
学名:Laomenes cornutus


舌を嚙みそうな名前のエビ!
このエビの名前は絶対に覚えられない自信がある。笑


柏島の後浜no.1の海の中。
ウミシダの中に何かエビがいるかも知れないと覗いてみたら、期待通りに白黒模様のエビがいた。
バサラカクレエビか、何か今まで既に撮ってきたエビだと心の中で勝手に決めていた。

しかし、ログ付けの時インストラクターのミカちゃんが写真を見て「ラウメネス・コルヌトゥスですね」と図鑑を見せて教えてくれた。

結果、本種は自分で見付けたmy新種となった。自分で見付けた生物は愛着が湧くもの。もっと粘って正面顔を撮れば良かった。

しかしこの時、私はウミシダを避けたり、エビをこちらへ向けるよう誘導する「指示棒」を持ち合わせていなかった。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.11.27 #1071

撮影ポイント

柏島 後浜no.1

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ある過去の出来事」

 

「指示棒」とはステンレスなどの金属で出来た30㎝位の長さの細い棒。
名前通りガイドの方が紹介する生物を「ここ」と指示するのが主な役割。
また、手で触ると危険だったり、ウミシダのように手に絡まって面倒なものをこの指示棒で扱ったりする。

 

このエビを撮る時、指示棒を持っていないことを後悔した。
私が指示棒を持たなくなったのは「ある過去の出来事」による。

 

ダイビングツアーに出かける時にも、空港の保安検査場を通過する。
数年前、羽田空港の保安検査場で係員に「お荷物に何か細長い金属製の物が入っていますが、、」と訝し気に質問された。
私はすかさず「あっ!それ”さす”奴です!」と笑顔で答えた。
それを聞いた係員の眉間には瞬時に数本の皺が現れ、私を被疑者を見るような険しい顔になった。
「刺す~?」

 

日本語は難しい! 笑
「指す」と「刺す」では大違い!
時と場合をわきまえて言葉を選ぶべきだった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.11.27 #1071

撮影ポイント

柏島 後浜no.1

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「伊豆・赤沢のラオメネス・コルヌトゥス」

 

白黒のシダに本種がという情報が現地ショップからあった。
このウミシダが見つからないまま先に進んでいると、後方にいた仲間から白黒のウミシダを見付けたとライトを振ってのサインがあった。

 

このシダには何個体かの本種がいたようだが、隠れ上手なことに加えて、ウミシダがうねりで揺れ、なかなか良い場所に出て来ない。
今度こそ正面から撮りたいと、一瞬のシャッターチャンスを狙った。

 

参考写真:同じ時の写真。同じ個体かどうかは不明。
上の写真はややトリミングしているが、こちらは元のままのサイズ。
思いの外、小さなエビ。

 

最近の海の中、温暖化で従来の”分布域”は必ずしも該当しなくなって来ている。。。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.10.13 #1464

撮影ポイント

赤沢 no.3

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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