タツノオトシゴ属の1種−1

トゲウオ目ヨウジウオ科

2023.6.26:再投稿



2023年6月 高知県柏島の海の中。
私の上に”幸運”が舞い降りて来た!

その時の写真を最後尾に追加した。



2021.9.28:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】水深30m以深の潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁の斜面やドロップオフ。これらの場所に生息するウミウチワに擬態して隠れ棲む。
【特徴】体の大きさは2〜3cm。体にイボ状の突起が散在している。尻尾を枝に巻きつける。体色は灰色で、イボ状突起はホストのウミウチワの色に似せている。このイボ状突起はピンク系と黄色系の個体が見られる。



「ピグミーシーホース」

本種は海の中の「超アイドル」。
生息水深は深く、体は極小であり、宿主に擬態しているため探すのも至難の技である。更には、紹介されても、擬態名人である為ファインダー内で捉えるのも難易度が極めて高い。


会うのが難しく、写真を撮るのも難しい。
となれば益々会いたくなる、撮りたくなるのが人の常(私の常?!)



参考写真:同じ時の同じ個体。
仮にピグミーの居場所が分かってもすぐに隠れられ、こんな写真が多数 涙

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.18 #1043

撮影ポイント

小笠原諸島 弟島 スモール沖根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「諦念の境地?!」

 

このHPで早く取り上げたいが、「もう少し良い写真が撮れてから」と、待機している種が幾つもある。このピグミーもそうした仲間の1種。

 

が。
いくら楽観主義で、諦めることが苦手な私でも、、、、。
自分の実力の無さを冷徹に見詰めると、この先も本種の良い写真を撮ることは難しそうだとの判断を下した。
当てのない希望はここらで捨ててしまい、ピグミーを投稿することにした。

 

が、しかし。
ひとたび諦めて、投稿も済ませたら、違った展開が待っているかも知れない。。。。。
欲を捨ててピグミーと向き合えるかも知れない。。。。
そんな想いが叉、沸々と心の何処かで湧いても来ている。。。

 

 

これは、”諦念の境地”に達してないってことだろうか????? 笑

 

写真はシャイなピグミー。顔を隠したがっている。そこがより可愛い。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.05 #935

撮影ポイント

柏島 勤崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「棚から牡丹餅」

 

共生するヤギの隙間、まるで”自宅の小さな小窓”から首を出してこちらを見ている様だった。

 

普段は「ここ!」と指差されても「えっ!どこ?どこ?」状態。
あるいは、肉眼では居場所が「分かった」と思っても、いざカメラを構えると行方不明になったり。。。
何とか「撮った」つもりでも後ろ姿だったり。。。。。

 

今回は、不思議と良く見えていた!
「あっ、あそこでこっちを見ている」 
厳密にはやや斜めながら一応「正面顔」。
私は初めて正面からの顔を見た。こんな”ひょっとこ”みたいな口だったのかと驚いた。まぁヨウジウオ科の魚、この口の形に不思議はない。

 

「ピグミーの正面顔」など狙って撮れるものではない。
この時は、ただただ「幸運」がこの身に降って来た。
「ピグミーの正面顔」を幸運と思うか、それがどうした?と思うかは人それぞれ!

 

やはり”もう少しましな写真”を諦めて、投稿したのが功を奏したか?!笑
なかなか自分の実力だけでは覚束ない。
これからも「偶然」と「幸運」を味方に付けて写真を撮っていこうと心に決めた。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。
ノートリミングの1枚。
”小指の先”より小さなピグミー。
シャッターを切りながら「横にはオルトマン(ワラエビ)がいるな~」と我ながら何時になく冷静だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.06.19 #1290

撮影ポイント

柏島 後浜no.1

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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