フジイロウミウシ

イロウミウシ科シラユキウミウシ属

2021.7.25:投稿



【分布域】日本のみ。
【特徴】体地色は青紫色から赤紫色。外套膜最外周は白色から灰桜色で縁取られている。この内側には薄っすらと紫色の斑紋が並ぶものもある。触角の間から二次鰓の直前までの背面正中線上に1本の白色の縦線が入る。触角の基部は体色と同じ色で褶葉は橙赤色。二次鰓も同じ橙赤色。体長は15mmに達する。
【識別ポイント】体色が紫色系のウミウシには本種の他に、シモダイロウミウシやシンデレラウミウシ、フジムスメウミウシなど他にも幾つかある。
中でもシモダイロウミウシが最も本種に似ているが、背面正中線上の白色の縦線が二次鰓をぐるっと取り囲むのがシモダイロウミウシ。
シンデレラウミウシやフジムスメウミウシには背面に縦線は無い。また、シンデレラウミウシの触角や二次鰓の色は本種の橙赤色に比べて黄色から橙黄色。二次鰓も大きい。
フジムスメウミウシは体色がピンク色に近い。

データ詳細

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撮影日

2015.07.01 #495

撮影ポイント

伊東 五島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「フジイロウミウシは初夏から秋季にかけて、やや普通に見られる」と書かれた図鑑もある。
ウェブ上のウミウシ図鑑の季節性でも5・6・7月の本種の投稿が圧倒的に多い。
確かに私が本種を撮ったのは6月下旬〜7月。

 

参考写真:2021.7 @城ヶ島 
3個体のフジイロウミウシ。
3個体の関係性が気になって、集中して撮れなかった。
三角関係でもなさそうだし。。。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.06.29 #364

撮影ポイント

田子 弁天島

使用機材

Olympus XZ-1

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