ユカタハゼ
スズキ目ハゼ科ユカタハゼ属
2022.1.25:投稿
【分布域】5千葉県~鹿児島県、対馬、五島列島、長崎県。
【生息域】内湾に生息。軟泥底や砂泥底で単独で見られる。生息水深は15~25m。
【特徴】第1背鰭と第2背鰭の第1棘が太くて硬い。鰓蓋上部と胸鰭基底上部に1小黒色点がある。体側中央から尾鰭基底にかけて5黒色斑が縦に並んでいる。
「整いましたっ!」
この日は田子沖の浮島根にいる”ムラモミジハナダイ”を狙って組んだ海だった。
ところが海は荒れていて、とても外海の沖の浮島根へ行ける海況ではなかった。
方針を変更して、内海のポイント白崎へ。
しかも、この日攻めたのは白崎の「奥座敷」。
白崎にあるウミウシ天国の「夢のケイソン」、更にその奥の砂地のこと。この砂地はただの「砂地」ではない。砂泥底で指の1本を着いただけでも細かな泥が舞い上がって透明度は急激にダウンする。
事前のブリーフィングで充分注意を受け、その指示を守ってそーっと着底した積りでも泥は舞い上がり、辺りは暗くなる。
そんな場所へは、大人数ではとても行くことが出来ない。1人ずつのちょっとした泥の噴煙でも、写真どころではなくなるから。
この日のゲストは3人だった。
滅多に行けない(行かない)田子・白崎の砂地に本種「ユカタハゼ」は生息していた。
偶然にも、海況や人数など様々な条件が”整い”、導いてくれた「ユカタハゼ」との出会い。
不思議な「縁」で結ばれたmy新種「ユカタハゼ」。
データ詳細
撮影日
2021.12.17 #1081
撮影ポイント
田子 白崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)