ユカタハタ

スズキ目ハタ科ユカタハタ属

2025.10.30:再投稿



屋久島でユカタハタの幼魚を紹介された。
最後尾に掲載。





2021.7.31:投稿



【分布域】和歌山県以南の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域の浅所に生息する。
【特徴】体色は赤色(橙色)で瞳孔より小さな青色の斑点が体全体に多数散在する。成魚は体後方が青黒くなる。幼魚には青色の斑点はなく成長と共に現れ増えていく。成魚には茶色の横帯が出現することもある。普通種。体長は30cm前後。



「浴衣ハタ?」


本種の名前が、何故“ユカタハタ”なのか? ユカタは浴衣なのか?

当サイトにも度々その名前が登場する「魚類学の父・田中茂穂」も、この赤い魚が「何故ユカタハタなのか分からない」と言ったとか。。。(真偽のほどは定かではないが)
一方では本種が「まるで浴衣を羽織っているようだから」との説もあるようだ。


古い人間としては浴衣はオーソドックスな白地か紺地が好みで、本種のような鮮やかな赤色の浴衣はモダン過ぎて想像が付きにくい。今時は着物にも様々な色や柄があるようだが。



例年なら7月最後の土曜日に開催される隅田川花火大会。
コロナの感染が拡大中で今年も中止。
浴衣姿の若い人達が、花火大会へ安心して出かけていける平穏な世の中が来年は来ますように。




参考写真:2011.11 @マレーシア




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.09.23 #919

撮影ポイント

小笠原 兄島 丸山崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ユカタハタ 幼魚

 

基本的に伊豆では、ユカタハタは死滅回遊魚と言われている。私は伊豆で大人のユカタハタに会ったことはない。
しかし、大瀬崎などでは越冬に成功したユカタハタが見られるそうだ。

 

ユカタハタの幼魚を見たのは場所を限らず、後にも先にもこの伊豆海洋公園での出会いだけ。
写真の幼魚、なかなか良い面構えにみえるが存外臆病だった。一見、キンギョハナダイの雌に似た感じだった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.12.02 #608

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「キンギョ? ユカタハタ幼魚!」

2025.10.30:再投稿

 

 

2025年の屋久島。最終DIVEの終盤。
現地ガイド・至さんが手招き。
急行するとオレンジ色の体色の小さな魚がそこに居た。

 

一瞬「え?キンギョ(ハナダイ)?」と思ったが、至さんがキンギョハナダイを見せるためにわざわざ私を呼ぶわけがない。
落ち着いて凝視するとユカタハタの幼魚だった。

 

本種幼魚はキンギョハナダイに擬態して、その群れの中で混泳していることもあると言われている。
まんまと擬態に引っ掛かったらしい(笑)
ユカタハタ幼魚は相変わらずビビりで警戒心が強かった。

 

1つ上の伊豆海洋公園で撮った写真の個体。
各鰭が黄色い。
一方、今回の個体は鰭が黄色くはない。
頬にはユカタハタの成魚に見られる青色の斑点が薄っすらと現れ始めている。

 

どちらの個体が若年なのか調べたが、分からなかった(涙)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.09.28 #1564

撮影ポイント

屋久島 ヒデゴ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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