ヤセカジカ

スズキ目カジカ科

2023.8.24:投稿



【分布域】宮城県以北。
【生息域】岩礁域の砂礫底などに生息。
【特徴】体色はグレー系、ピンク系、パープル系が見られる。体長5cm程。体にはひし形の鞍状斑紋がある。



「見通しが甘い!!」

2023年、8月。
北海道の支笏湖、千歳川源流、積丹の海で潜った。

この北海道ツアーで、数多くの新しい種に出会うことが出来た。
嬉しさに、心が弾んでいた。


ところが、いざ投稿しようと調べてみると、頭を抱え込むことがしばしば。
まず、仮に種の名前が判明しても普通の図鑑には掲載されていない。
(種が特定出来ない場合も多数)
止む無くネットで検索するが、情報は非常に少なく限られている。


本種「ヤセカジカ」も情報収集に苦戦。
積丹の海では”普通種”であっても、全国的に見れば普通種ではないらしい。

ここの海では、カジカ科の魚が何種類も生息しているらしい。





収集した情報。北海道大学の臼尻水産実験場のHPより(以下転載)
「7月を過ぎると、海底ではヤセカジカの着底稚魚が多数見られるようになります。体長は1.5cm程度。
白いスレンダーな体は貝殻の破片のようで、よく目をこらさないと見つけられません。
こんな小さなヤセカジカも、2ヶ月後の9月には体長わずか2cm程の雄が交尾を始めます。」

他の情報でも、ヤセカジカの早熟についての記載が目に付く。
ヤセカジカの生態的な特徴なのかもしれない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.08.06 #1305

撮影ポイント

北海道 積丹 長谷川の島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA