ヤミハタ
スズキ目ハタ科ハタ亜科
2024.4.15:投稿
【分布域】三重県以南、高知県柏島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の浅所に生息。やや内湾的な場所を好む。物陰に潜んでいるところで見られる。
【特徴】全身茶褐の体に幅広い横帯が目立つ個体や、全身が茶色一色の個体もいる。鰓蓋に暗色斑があるのが特徴。体長は20cm程の小型種。
「ヤミハタ・若魚」
闇羽太(やみはた)
本種の漢字表記である。
①”闇”のような暗がりにいるハタ?
②”闇”のような暗色の体をしたハタ?
本種とは初対面だった。
狭い隙間、しかも細かい泥質の粒子が舞い上がる場所を、ライトに照らされて右に左に逃げ惑っていた。
海中では体色がくすんだような肌色、鼻筋には白色の帯が入っているのが分かった。
鼻筋に白色の帯があるのは、バラハタの幼魚のようだった。
その姿形から目の前の魚はハタ科であることは容易に推測できた。
図鑑のハタ科のページを捲れば、直ぐに本種がヤミハタだと判明した。
さて。
本種の名前の由来。
私が見たヤミハタの体色は闇のような色ではなかった。
出会った状況から、闇に棲むハタ—–①だと思った。
だが、正解はおそらく②
参考写真:同じ時の同じ個体。
背鰭や尾鰭が、白色の帯で縁取られその内側は黒色の帯。
データ詳細
撮影日
2024.04.06 #1388
撮影ポイント
宮崎県日南 レインボーバレー
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)