ヤコウガイ
巻き貝の仲間 リュウテン科
2023.2.17:投稿
【分布域】屋久島・種子島以南:インドー太平洋。
【生息域】サンゴ礁域に生息。温かい海域の水深30m以浅、比較的浅い水路や岩のくぼみで多く見られる。
【特徴】成体の重さは2㎏を越えるものもある大きな貝。大きなものは直径20㎝以上にも達し、殻の開口部に比べて螺塔は低い。殻には数列の竜骨突起が発達するが連続しない。殻表面は全体に暗緑色で赤茶色の斑点がある。殻の内側は青色から金色を帯びた真珠光沢である。
「夜光貝」
2010年、初めて行った屋久島。
この写真。
果たして「ヤコウガイ」と紹介されて撮ったのか、見るもの全てが珍しく手当たり次第に撮ったのか。
今となっては”謎”である。笑
本種「ヤコウガイ」はその名前から、夜になると光ると思われがちだが、貝自体が発光することはない。
むしろ、本種は基本的に”夜行性”で「夜行貝」なら名前と生態が一致する。
夜の海で光る貝。
あくまでも本種は発光しないが「夜光貝」の方がずっと素敵だ。
さて。
ヤコウガイの軟体部は食用にもなるそうだが、私は食したことはない。
本種の殻の内側の真珠光沢の部分は、古来から蒔絵手箱や硯箱、印籠などの木地や漆器の装飾に使われて来た歴史がある。
参考写真:海の生き物図鑑に、いきなりアクセサリーの写真 笑
ダイビングに訪れた石垣島で買い求めたお気に入り達。
夜光貝が使われたアクセサリーには何故か惹かれる。
真ん中のペンダントは、10数年の間愛用しすぎて壊れてしまい、再度同じデザインで作って貰った。
データ詳細
撮影日
2010.09.24 #144
撮影ポイント
屋久島 一湊 お宮前
使用機材
SONY Cyber-shot (DSC-WX1)