ウミウサギ
巻貝の仲間 ウミウサギ科
2021.7.12:投稿
【分布域】伊豆半島、紀伊半島、高知県、九州、奄美大島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の水深20m以浅。
【特徴】殻は高さが33〜115mmにもなる。形は卵型で純白。背面は平で滑らかで光沢がある。外套膜は漆黒色で全体に白い点が夜空の星のように散りばめられている。ウミウサギ科の中では最もポピュラー。
図鑑には「漆黒色で・・夜空の星のよう・・」と書かれている。私的には、高級なベルベット地にスパンコールを潤沢にあしらったマントを羽織っているようにも見える。その合間に見える殻は漆黒色と対比も鮮やかで、光沢があり純白でとても美しい。
本種ウミウサギは美しいが、写真にすると”絵”になり難い。
苦肉の索でワイドで撮ってみた。
参考写真:2010.11.20 @マレーシア Sony Cybershot
初めて見るウミウサギを無心で撮った。これはこれで貴重なショット。
データ詳細
撮影日
2017.05.03 #618
撮影ポイント
小笠原 父島 イーグルレイロック
使用機材
Olympus XZ-1
このウミウサギを見ながら私は首を傾げていた。
時々見る黄色い点が混じるウミウサギ。「・・・」違和感。何だろう。
そう思っている内に、誰かに呼ばれた。「行かねば!」
1枚だけ撮ってその場を後にした。
海の中で考えても、答えには辿り着けない。図鑑に聞くのが手取り早い。
案の定答えは図鑑の中にあった。
「ウミウサギの幼体の外套膜には白い突起があり、その先端は黄色い」と。
納得!幼体だったのか!
データ詳細
撮影日
2020.10.17 #925
撮影ポイント
屋久島 一湊 タンク下
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)