ウミスズメ
フグ目ハコフグ科
2024.2.8:投稿
【分布域】青森県~種子島の太平洋沿岸、新潟県~長崎県の日本海沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深5~30mの岩礁やサンゴ礁など様々な環境に適応している。
【特徴】体色は淡い茶色~黄褐色だが若魚の腹面は半透明。体は箱状の体型をしている。吻は尖っていて、口は小さい。体には青い斑紋はない(シマウミスズメとの違い)眼上にある棘は短い。背隆起中央の後方にも棘がある。尾鰭は余り長くない。尾鰭手前にも棘。体長は15~30cm。
「鳥? 魚?」
ウミスズメと聞いて、どちらを思い出すだろうか?
鳥類のウミスズメは名前通り海洋で生息する。
チドリ目ウミスズメ科の種。
繁殖期ではない時期には日本の本州沿岸部でも観察されるとか。
北海道でも冬鳥として姿を見せることもある。
捕食のため、魚を追いかけて水深40mまで潜水することもある。
アドバンスダイバー(ライセンスレベル)以上が行ける水深と同じ!!
ここは、海に生息する生物が主役。
魚のウミスズメへ話を戻そう。
こちらの名前の由来は鳥類の”スズメ”に似ているからだろうとの説があるが定かではない。
「横顔と正面顔」
冒頭の写真(横顔)と参考写真(正面顔)は同じ時の同じ個体。
正面顔はやや上からのアングル。
同じ個体、同じウミスズメだが印象が随分と違って見える。
色彩的にも余り印象に残らない地味な種。
ウミスズメは分布域も広く、見かけることも多いが手元の写真は少ない。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2015.05.29 #933
撮影ポイント
安良里 沖の根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)