ツキベラ
スズキ目ベラ科ホンベラ属
2021.9.11:投稿
【分布域】伊豆・小笠原諸島、静岡県八幡野、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域、サンゴ礁外縁の礁斜面や水路など潮通しの良いところで多く見られる。
【特徴】体地色は緑色。頭部を含めて体前方はオレンジ色の縦線があり、体後方は同じオレンジ色の斑点が並ぶ。雄と雌の特徴はよく似ているが雄の方が、体後方が黒ずんでいる。また、雄には体側に明るい横縞が現れることもある。雌や幼魚には背鰭に眼状斑が2つある。(成長した雌は前の眼状斑は小さくなりほぼ消える)幼魚はステージが若いほど体色は模様が薄く、体側に白色の縦線を持つ。
【識別ポイント】ニシキキュウセンに似るが、眼から吻に伸びるオレンジ色のラインの数で識別できる。本種は2本あり、ニシキキュウセンは1本。幼魚はホンベラやニシキキュウセンに似ている。この識別は本種には尾柄部に黒斑がないことでで可能。またホンベラの幼魚は背鰭にある眼状斑は1つ、本種には2つある。
「ツキベラ 雄相」
データ詳細
撮影日
2019.10.06 #834
撮影ポイント
屋久島 永田 オツセ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ツキベラ 幼魚」
幼魚の特徴である背鰭の2つの眼状斑、体側に走る白色の縦のラインがはっきり分かる個体。
手前でボケて写り込んでいるのも特徴から本種の幼魚のようだ。
データ詳細
撮影日
2019.05.04 #792
撮影ポイント
小笠原 ひょうたん島 猫の小根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)