トウシマコケギンポ

スズキ目コケギンポ科

2022.9.3:投稿



【分布域】千葉県から和歌山県までの南日本の太平洋岸、伊豆大島。
【生息域】岩礁域の5m以浅に生息し、岩穴や貝が岩に開けた穴に入って頭だけを出している。
【特徴】眼上皮弁は2~3列で9~11本と多くフサフサしている。根元は短くすぐに枝分かれし、内側の皮弁は短い。頭の後ろに皮弁がある。背鰭先端に黒点はない。




「コケギンポ科」

コケギンポ科には以下のような種がいる。
・トウシマコケギンポ(本種)
・アライソコケギンポ
シズミイソコケギンポ
ハダカコケギンポ
・コケギンポ
・イワアナコケギンポ
・チシオコケギンポ
・コケギンポ属の1種


コケギンポ科の魚達は穴から全身を出すことは極めて稀。
よって、見分け方は眼上皮弁の形状や、背鰭や胸鰭・鰓蓋に黒点や眼状斑の有無に左右される。
また、生息域や分布域も判断材料になる。


ネット上では「○○は皮弁がリーゼント、△△は角刈り、□□はモヒカン」などの見分け方が述べられていたりする。こうした見分け方も直感的で分かり易いのかも知れない。



参考写真:2019.11.11 @田子 小蝶アラシ
幼魚に近い個体。顔に対して眼が大きいのは、どの魚の幼魚も共通している。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.06.12 #625

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

トウシマコケギンポの体色は赤みの強い個体、この写真のように黒い個体、或いは灰色っぽい個体と様々。

 

参考写真:2018.7 @田子 沖の浮島根
こちらは灰色っぽい個体。

 

本種トウシマコケギンポは普通種。
写真が多数ある。中でも田子・沖の浮島根の根頭で撮ったものが圧倒的に多い。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.12.03 #459

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus XZ-2

赤い背景を入れたくて無理矢理に撮った1枚。
敢えてノートリミング。

 

各図鑑にはトウシマコケギンポの分布域は「和歌山県までの南日本の太平洋岸、伊豆大島」との記載がある。
この写真の撮影地(海)はその和歌山県。

 

おことわり:正直、コケギンポ科の魚の見分け方にはまるで自信がない。
「この写真の個体は、トウシマコケギンポではないよ」とのご意見があればご教示下さい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.02.21 #957

撮影ポイント

和歌山県 古座 下の島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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