2021.11.22：投稿

【分布域】八丈島、小笠原諸島、紀伊半島以南の南日本の太平洋岸、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域に生息。窪みや穴の中など暗闇を好む。
【特徴】本種が属すイットウダイ科の中では最大種で体長30～40cm。背鰭は赤色一色。眼の後方に白色のラインと赤色の斑紋がある。吻は尖って（名前の由来）突き出ている。



「浜崎の奥さん」

本種のニックネームである。
こんなユニークなニックネームを持つ魚を他に知らない。

トガリエビスは沖縄県では食用として人気の高い最高級白身魚。

その昔、石垣島に住む浜崎という地元名士の大好物だった。その為、彼の奥さんが毎日魚市場へトガリエビスを買い求めに行ったそうだ。そこからトガリエビスは「浜崎の奥さん」と呼ばれるようになったとか。笑

パラオの”浜崎の奥さん”

パラオのオーバーハングの下の窪みに５～６匹の小さな群れを作っていた。
パラオの海で奥さん達で”井戸端会議”だろうか？
「浜崎の奥さん」が群れで？？？
地元の名士の浜崎さん奥さんが複数？？？

私の頭がちょっと混乱状態だった。群れていたのはトガリエビス。
浜崎の奥さんは、夫の好物を毎日市場へ買いに行く心優しい女性。
パラオの海で井戸端会議などはしてはいない！