テヌウニシキウミウシ
イロウミウシ科ニシキウミウシ属
2023.5.2:投稿
【分布域】インドー太平洋。
【特徴】体色は赤色、橙色、茶色、クリーム色など変異に富む。赤色や褐色、橙黄色などの斑紋とそれらの濃色の細点が体全体を覆う。外套膜最外周は紫色や茶色の途切れがちな線で縁取られる。本種の外套膜は頭部も含めて3対の外向きへの張り出しがあることが最大の特徴。二次鰓の後部は上部に立ち上がり二次鰓を覆うものも見られる。触角と二次鰓は体地色と同色。触角には縦に白色の斑紋が入り、二次鰓にも白色の斑紋が見られる。120mmに達する。
「ウミウシ撮影のアングル」
本種も属すニシキウミウシ属の仲間は概して大型種である。
これらの大型種をマクロレンズを装着するカメラで撮影するには、ひと工夫するしかない。
冒頭の写真。
自分ではひと工夫したつもりだったが、、、、。
図鑑に載せるには重大な欠陥がある。
本種最大の特徴(識別ポイント)が写っていないのだ。
そんなこともあろうかと念のため撮ったのが下の参考写真(同じ時の同じ個体)
テヌウニシキウミウシの特徴である3対の外向きへの張り出しや、二次鰓の後部が反り上がっているところが確認できる。
写真としては好みではないのだが。。。
データ詳細
撮影日
2021.04.04 #970
撮影ポイント
田子 白崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)