テンス
スズキ目ベラ科テンス属
2023.12.15:投稿
【分布域】新潟県~九州西岸の対馬暖流沿岸、大阪湾、伊豆諸島、小笠原諸島、千葉県館山湾~鹿児島県錦江湾の太平洋沿岸、口永良部島、奄美大島(幼魚)、沖縄島。
【生息域】岩礁周辺の砂底に生息。
【特徴】雌雄の色彩はほぼ同じ。背鰭前端2棘が長く伸び、一旦途切れ、第3棘以降の背鰭へとは繋がっていない。この棘は若い個体ほど長く伸びる。眼から下に伸びるラインは垂直に下りているのが特徴。
「テンス」
テンスの成魚には出会った記憶がない。
同属のホシテンスと本種テンスは、外見だけでなく生息域や泳ぎ方も良く似ている。
その識別ポイントは。
・眼の下に伸びるラインが垂直に下るのがテンス。
そして、もう1つ分かりやすい識別ポイントがある。
・テンスの幼魚の場合、長く伸びた背鰭の先端が尖って見える。
一方ホシテンスの幼魚のそれは、旗状になっている。
参考写真:同じ時の同じ個体。
図鑑『ベラ&ブダイ』には以下のような記載がある。
「ホシテンスと混同されているが、テンスは非常に稀である」
データ詳細
撮影日
2017.10.25 #656
撮影ポイント
黄金崎ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)