タツノイトコ

トゲウオ目ヨウジウオ科

2023.3.6:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、沖縄県。
【生息域】浅い岩礁の紅藻類の多い場所で見られる。
【特徴】体色はこげ茶色や淡い黄色。尾鰭はない。体長は10㎝程。




「従兄弟?!」

タツノイトコは、誰からみた従兄弟なのか?

そこはやはり、「タツノオトシゴ」がらみての従兄弟なのだろうと思うが、どうだろう?

因みにヨウジウオ科には「タツノハトコ」という名前の種もいる。

タツノアニやタツノアネ、或いはタツノキョウダイシマイではないところが”ミソ”だろうか?
そこまで似ているわけではないが、血縁的には近い???みたいな。笑




「タツノイトコ ペアー」

冒頭の写真。
この2匹は恐らく、”イトコ”同士ではなく、タツノイトコの”ペアー”だろう。


参考写真:2014.7.8 @大瀬崎 湾内
タツノオトシゴ属は本種に限らず、大瀬崎 湾内で会うことが多い。
大瀬崎 湾内の砂底がタツノオトシゴ属の生息環境に合致しているのが原因だと思う。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.10 #863

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「タツノイトコ 真っ直ぐな奴です!」

 

タツノオトシゴは首(人間の場合)の部分が前に曲がっているが、本種タツノイトコの首は真っ直ぐ伸びている。
首だけではなく、体全体が真っ直ぐに伸びている。
そして、写真の個体の様に尾の部分を藻類などに巻き付けて生活している。
移動手段も流れ藻に付いて動くのだとか。

 

因みに上で触れたタツノハトコと本種の違いは、背鰭基底がやや盛り上がっているのが本種だそうだ。
残念ながら、私はまだタツノハトコに会ったことがない。

 

 

参考写真:2020.7.4 @柏島 レッドロック
上の写真もこの写真の個体も体から何か生えているように見える。
少なくともタツノイトコの体の一部ではない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.06.23 #812

撮影ポイント

柏島 後浜no.2.5

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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