タテガミカエルウオ

スズキ目イソギンポ科

2021.5.12:投稿



リゾートでのボートダイビングでは、準備のできた人から順次海へエントリーすることが多い。年寄り(私)は気が急くため、早目に準備して早目にエントリー・潜降しようとする。
水底集合で全員が揃うのを待つ間、周りをキョロキョロしていると今まで写真を撮っていない色・形のカエルウオが目に止まった。それが本種タテガミカエルウオだった。

私が撮りたいと思った瞬間、多くの魚たちは逃げることがしばしば。涙
しかし、このタテガミカエルウオは全く逃げる気配すらなかった。警戒心が薄いと図鑑にも書かれている。(どうりで。。。)


【特徴】この写真の個体は雄。頭にオレンジ色のラインが数本斜めに入る。体側にも縦縞が入る。普通種。通年観察できる。(雌雄の差は後述)
【生息環境】サンゴ礁域の波の荒い5m以浅の岩礁に生息している。
【分布域】紀伊半島以南の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.08 #995

撮影ポイント

久米島 ウーマガイ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

1枚目の写真を撮ったのは朝1本目のダイビング。この写真は同じ日の2本目。ポイントは変わったが、同じようにエントリー直後の水底で同じシチュエーションで撮った。

 

この個体もおっとり構えていた。1枚目と2枚目の個体は体色が違うので、それぞれ雄と雌かと期待したがどうやら両方共に雄。

 

【雌雄・幼魚の特徴】
「雌は頭部から体側中央まで虫食い模様で、後方は網目模様」だと図鑑に解説されている。幼魚は頭部が淡いオレンジ色で体色は白い。幼魚には縦縞模様は無い。

 

投稿を書く際、何冊かの図鑑とWeb上の記事を出来る限り参照するようにしている。今回見た記事の1つでは、私が撮った場所と全く同じ「久米島・ウーマガイとシチューガマ」で撮影した写真を掲載していた。
節穴の私の目にも止まったことも併せて考えると、これらのポイントはタテガミカエルウオの個体数がかなり多いのかも知れない。
タテガミカエルウオのメッカなのだろうか?

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.08 #996

撮影ポイント

久米島 シチューガマ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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