タカサゴスズメダイ
スズキ目スズメダイ科スズメダイ属
2022.4.30:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】岩礁の根の側面や上、サンゴ礁外縁の斜面で群がっている。生息水深は3~20m。
【特徴】体色は緑みのある青銀色。体高は低めで細長い体型。尾鰭の上下葉後端は黒色。眼はネコ目。眼の後方に1本の黒色のラインがあるのが特徴。(鰓蓋に2本の黒色ラインとの表現も見られる)
【識別ポイント】本種とモンスズメダイはよく似ている。両種共に鰓蓋に黒色のラインを持つ。モンスズメダイの尾鰭上下葉後端は黒色にならない。
「反社会的勢力?!」
タカサゴスズメダイとは、実に目出度い名前。
本種の最大の特徴は、頬部にある黒色のライン。
頬を指で縦に動かすジェスチャーをすれば、暗に”その筋の人”であることを表す。勿論これは人間社会でのこと。
”頬に傷もつ”(決して傷ではないが)スズメダイ! 印象的で直ぐに覚えてしまった。
繫殖期の雄は体が黒ずみ、転石下に巣穴(産卵床)を作り雌を誘う。
データ詳細
撮影日
2018.06.13 #705
撮影ポイント
高知県柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)