スナイソギンチャク
イソギンチャク目ウメボシイソギンチャク科
2024.2.9:投稿
【分布域】本州中部以南。
【生息環境】砂に埋まっている小石に、足盤を付けて砂上に触手を伸ばして生息している。
【特徴】砂上に伸ばした触手の数は48本。触手の表面には斑点が並ぶ。この斑点は刺胞と呼ばれ毒液が入っている。色彩変異は非常に豊富。
「砂上の華麗な花」
砂底の広がる一見荒涼とした海の中。
ピンク色や黄色など目にも鮮やかなスナイソギンチャクが触手をたなびかせている。
ダイバーなら、その美しさに驚き、感動したことがあるはず?!
今まで数えたことはなかったので、触手が48本と決まっていると初めて知った。
大瀬崎の湾内や田子の弁天島やアジロ崎などに広がる砂地で、今まで出会ってきた。
刺胞に内包される毒液は人間が刺されるとミミズ腫れになり、強い痛みを伴う。
要注意!である。
「きれいな花には毒がある」の格言は海の中でも同じようだ。
追記:本種が属すのは「”ウメボシ”イソギンチャク科」
”ウメボシ”って”梅干し”???
どういう言われのネーミングなのか知りたい(笑)
データ詳細
撮影日
2024.01.22 #1368
撮影ポイント
田子 弁天島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「素敵な背景」
現金なもので、そこに”エビ”などが付いていると、どんなに美しいスナイソギンチャクでも”背景”としてのみしか認識しない。
この写真も「ピンクのスナイソギンチャクにハクセンエビがいる」とのブリーフィングを受けて大瀬崎・湾内を潜り始めた。
遠目にも鮮やかなピンク色のイソギンチャクが目に入った。
至近距離に近づいても初めて見るハクセンエビに夢中で、美しいピンクのスナイソギンチャクは撮影の”主役”にはならなかった。
遠くからこのピンク色のスナイソギンチャクを主役にした1枚を撮れば良かったと今頃後悔している (笑)
参考写真:同じ時の写真。
同じスナイソギンチャクにはハクセンアカホシカクレエビも付いていた。
こちらも”背景”として撮っているが、クローズアップで撮ったお陰で?スナイソギンチャクの「刺胞」が良く確認できる。
データ詳細
撮影日
2017.01.27 #610
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)