スミゾメミノウミウシ

セスジスミゾメミノウミウシ科スミゾメウミウシ属

2020.11.24:投稿


ダイバーが俗に言う「ミノ系(ミノウミウシ)」(ミノウミウシ亜目)は、ヒダミノウミウシ上科とオオミノウミウシ上科の二つに最近分けられたらしい。

このスミゾメウミウシはオオミノウミウシ上科に属す。普通種だと思う。

色は褐色、黒紫色、黒色などがある。

ミノ系の特徴である背側突起が多数あり、色は体と同じ。

突起の先端は白色。ミノ系に鰓は無い。

(便宜上「ミノ系」と言っているが学術的にそんな呼び名は無い)

手前の紫色?赤っぽい個体と奥のボカした黒色の個体、違う色のスミゾメが並んでいる嬉しいシチュエーションだった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.06.08 #220

撮影ポイント

江の浦

使用機材

Olympus XZ-1

日本人の「色」の表現は、多彩で繊細。
日本には四季があり、その折々の豊かな情趣を鋭い感性で醸成させてきたからだろう。

 

例えば「黒」と一概に言っても、漆黒(しっこく)、濡羽色(ぬればいろ)、呂色(ろいろ)、墨色(すみいろ)、檳榔時色(びんろうじいろ)等々。
私が日頃使う表現は、12色位で十分事足りている。感性も語彙も貧しく恥ずかしい限り。

 

前置きが長くなったが、「スミゾメ」良いネーミングだなぁと感心する。
この写真は名前の通りの個体。
ウミウシの名前は様々な観点からとても興味深い。
今後も少しずつ触れていきたい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.06.12 #628

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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