Springer’s Demoiselle
スズキ目スズメダイ科ルリスズメダイ属
2022.3.1:投稿
【分布域】西部太平洋(インドネシア、フィリピン)
【生息域】水深5~30mのサンゴ礁に生息。ごく細い枝状サンゴの合間に棲んでいる。
【特徴】体色はメタリックな濃い青色。尾鰭と背鰭後方は透明。頭部や体側には黒色の不規則な斑紋が入る。
「木草いよいよ生い茂る」
3月 弥生
”弥生”は「弥」(いよいよ)、「生」(草木が生い茂る)との意味。
戸外を歩くと顔を撫でる風が、どこか優しく感じられるようになってきた。
庭に埋めておいたチューリップや水仙等の球根が緑の葉っぱの頭を伸ばし始めている。
いよいよ、春!
今日から3月。
名前に”春”の付く魚。
Springer’s Demoiselle
日本の海には生息しない種。
10年前の春ではなく夏、フリピンのボホールの海で出会った。
初めて見る色彩のスズメダイ。
少しでも触れたら折れてしまいそうな繊細な枝状サンゴの間に10匹近くで群れていた。
近づくことも出来ず、不満足な写真ではあるが、私にとっては大切な”思い出のスズメダイ”。
本種Springer’s Demoiselle(スプリンガーズ・ドゥモワゼル)はフィリピンで見られるタイプとインドネシアで見られるタイプの2つがある。
上記【特徴】は写真の個体もそうであるフィリピンタイプのもの。
インドネシアで見られるタイプには体側に黒色の斑紋がない。
参考写真:同じ時の写真。
隠れている様子。
データ詳細
撮影日
2012.08.03 #291
撮影ポイント
Philippine Bohol Island Looc
使用機材
Olympus XZ-1