ソヨカゼイロウミウシ
イロウミウシ科アオウミウシ属
2021.12.7:投稿
【分布域】インドー西太平洋、南太平洋。
【特徴】体地色はクリーム色(黄白色)。背面と腹足には暗紫色の線が不規則に入る。この線は所々で明るい紫色に変化する。また、この線の色や太さには変異が多い。触角は赤褐色で先端は白色。二次鰓も赤褐色で軸の外側に白色斑が入る。20mmに達する。
「そよ風」
12月に入ってはや1週間。晩秋から初冬へと移りかわり、肌寒い日も増えて来た今日この頃。
本種の名前にもなっている”そよ風”は秋の季語。(投稿のタイミングが遅かった)
”そよ風”は、ほんのりひんやりしている風。心地良い秋の訪れを私達にそっと教えてくれる優しい風。
この素敵な名前は小種名:Hypselodoris zephyra から来ているそうだ。
ヒュプセロドーリス(アオウミウシ属)・ゼフィラ(そよ風)
因みに本種の写真を撮った日の海は西風が強く、海面は波が高かった。とても”そよ風”と呼べるような風ではなかった。そうした海況を考慮してのポイント柏島・前浜での出会い。
強風が誘(いざな)ってくれた”ソヨカゼイロウミウシ”。
参考写真:同じ時の同じ個体。
海の中では、本種と同族の「リュウモンイロウミウシ」だと思って撮った。
ログ付けをしながらソヨカゼイロウミウシだと教えてもらった。
初遭遇。もっと丁寧に撮れば良かった。
後悔先に立たず。笑
データ詳細
撮影日
2021.11.27 #1069
撮影ポイント
柏島 前浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)