2022.8.7：投稿

【分布域】琉球列島。
【生息域】水深２ｍ前後の内湾の穏やかなサンゴ礁に単独で生息。
【特徴】成魚の体色は灰褐色で、尾鰭は白色。背面にぼやけた白色斑が２つある。胸鰭基底には黒色の斑紋。腹鰭臀鰭は黒っぽく縁取られる。
幼魚は腹側は橙色だが、背側に向かって灰褐色になってくる。背鰭後方に明るい水色で囲まれた眼状斑が１つある。眼の上の青色のラインは眼状斑に届かない。




「ソラスズメダイ属の１種１　幼魚」

石垣島を訪れると「ソラスズメダイ属の１種１」を見せて貰える。初めて見たのは2012年頃だったと思う。従って本種とは長い付き合い。


つい先日、西表島で本種だと思って「ソラスズメダイ属の１種２」を撮った。
「１種１」と「１種２」。両種の幼魚はよく似ている。
幼魚では眼の上のラインが背鰭の眼状斑に届くか届かないかが識別ポイントになる。

2018年11月に行った石垣島。
到着日に潜った２本共、本種に出会った。

石垣島では普通種なのかも知れない。

ソラスズメダイ属の１種１や１種２には、外見がよく似た海外種がいくつかある。
図鑑『スズメダイ』には「今後の専門家による分類学的検証が必要である」と述べられている。

現時点で、本種の成魚を認識して見たこともなければ、写真を撮ったこともない。