ソメワケベラ

スズキ目ベラ科ソメワケベラ属

2024.4.20:再投稿



ソメワケベラの成魚の写真を追加。
最後尾に。



2022.6.8:投稿



【分布域】伊豆諸島、小笠原諸島、和歌山県串本、高知県柏島、錦江湾、屋久島、琉球列島。
【生息域】浅い岩礁やサンゴ礁に生息する。暗い場所を好み、根の側面の暗がりやオーバーハング、穴の周辺に縄張りを持って「クリーナーフィッシュ」として生活している。
【特徴】成魚は頭から体前半部が黒色から褐返(かちかえし)色。体の中央から後半部、尾鰭までは淡く薄い黄色。尾鰭は黒く縁取られる。背鰭、胸鰭、腹鰭、臀鰭は全て黒色。幼魚は黒色の体に吻から眼を通る黄色のラインが尾鰭まで伸びる。幼魚の各鰭は透明。



「ソメワケベラ 幼魚」

本種ソメワケベラは”クリーナーフィッシュ”という点で、同属のホンソメワケベラと似ている。
しかし、本種の方が南方に多く生息している。

本種の幼魚は”黄色い”ラインが通るが、ホンソメワケベラの幼魚は”青色”のラインが通る。
むしろ、シマキツネベラの幼魚は本種幼魚と同じ黄色いラインが通り、酷似する。
シマキツネベラ幼魚のラインは尾鰭まで届かない点が本種との明確な違いである。



ソメワケベラの幼魚は、どんな場所にいるのか見当が付くので、写真を撮ることがとても多い。従って写真も多い。



参考写真:2022.5 @伊豆大島 王の浜
上の写真と同じような暗い窪んだ場所でクネクネ泳いでいた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.01 #893

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ソメワケベラ 若魚」

 

眼の上を通る黄色いラインを残しつつ、体は”ヌリワケ”がやや始まっている。
尾鰭の縁にも黒点が連続していて、やがてこれらが繋がり、成魚の尾鰭の端を縁取るラインを形成する。

 

参考写真:2020.10 @屋久島 一湊 タンク下
こちらも「若魚」と言って良い世代。
体の”ヌリワケ”は認められないので、上の個体より幼魚に近い。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.02 #740

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ソメワケベラ 成魚」

 

全くもって「恥ずかしながら」の写真。
まともな成魚の写真がない。
一刻も早く、もう少しマシな写真と差し替えたい。

 

成魚の写真は掲載しないことも考えたが、名前が「ソメワケ」であることから、染め分けられている成魚の写真を外すことは出来なかった。

 

この時、自分と被写体との間にはかなりの距離があったが、証拠写真的に撮った。
ごく小さく写った被写体を無理矢理引き延して大きくした為、こんな写真になってしまった。
その後も何度か成魚を目撃はするが、とても撮れる距離ではないと断念することばかり。

 

 

参考写真:2015.3 @Palau Big Drop off
何かスズメダイ科の魚が産み付けた卵を、アミチョウチョウウオが食べに来ている様子を撮った写真。
その横を通り過ぎていく「ソメワケベラ 成魚」。エキストラで出演中?!

 

こちらも「恥ずかしながら」の1枚。涙
体色がやけに明るい。南国パラオの浅場のせいだろうか?

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.11.15 #378

撮影ポイント

沖縄本島 恩納村 真榮田

使用機材

Olympus XZ-1

「お仕事中のソメワケベラの成魚」

 

タイ・リチェリューロックの海。
クロコショウダイを撮っていた時に、ソメワケベラの成魚が彼等をクリーニングしていることに気が付いた。

 

急遽、ターゲットをクロコショウダイからソメワケベラへ変更。

 

写真上部の魚がクロコショウダイ、ソメワケベラの右側に写り込んでいるスズメダイはクロリボンスズメダイ

 

参考写真:同じ時の同じ個体。
あまり代わり映えのしない写真を2枚撮った。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.03.18 #1380

撮影ポイント

Thailand Richelieu Rock

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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