シシダマオオクチアマダイ
スズキ目アゴアマダイ科アゴアマダイ属
2022.10.26:投稿
【分布域】大隅半島、屋久島、沖縄諸島、八重山諸島。
【生息域】水深30m付近の砂地に生息。屋久島では12m付近での観察例もある。
【特徴】口は大きく、上顎の後端は前鰓蓋骨後縁を超える。背鰭は後方へ向かう程に高くなる。背鰭基部に7~10の褐色の斑紋が並び、体側中央には7~8個の不定形または円形の褐色斑を持つ。雄は暗色で青味を帯びて、雌は主にオレンジ色とされているが、体色を素早く変化させるため、色彩による雌雄の判別は困難。
「シシダマオオクチアマダイ」
本種シシダマオオクチアマダイは、既刊の図鑑には掲載されていない。
分布域や生息域などを詳しく調べるためには、ネット上にある学術誌などに発表された文献を読むしかない。
正直、専門的な内容の長い文章を極小フォントで読むのはしんどい。
しかし、そんな貴重な種を屋久島で紹介して貰えたのは有難いと感謝している。愚痴を言っている場合ではない。
先日投稿した同属の「ホシカゲアゴアマダイ」は本種より比較的浅場にいて、本種と棲み分けているらしい。
写真の個体は特徴の口がほんの少し見える程度にしか、巣穴から姿を現してくれなかった。
データ詳細
撮影日
2022.09.30 #1183
撮影ポイント
屋久島 大瀬
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)