シロボシスズメダイ
スズキ目スズメダイ科スズメダイ属
2021.11.6:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。日本固有種である。
【生息域】成魚は潮通しの良い岩礁域の中層に生息。群れていることが多い。
幼魚は潮通しの良い根の側面や水底近くの亀裂や窪みなどやや暗い場所を好んで生息する。単独或いは小さな群れで見られる。
【特徴】成魚は体長15cmにも達するスズメダイ科の中では大型種である。全身がこげ茶色で、各鰭の先端は白っぽい。体の1枚1枚の鱗には白色斑点を持つ。
幼魚の体色は淡い青色からコバルトブルー。3~4cmの小さな個体が多い。
「シロボシスズメダイ 幼魚」
2020年 伊豆大島で久しぶりに見付けたシロボシスズメダイの幼魚。
自分が持つシロボシ幼魚のイメージより濃い青色の個体だった。
データ詳細
撮影日
2020.08.30 #908
撮影ポイント
伊豆大島 王の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「初めての出会い・2016年」
やはり「初対面」というものは強く鮮烈な印象を残すものらしい!
それは人も魚も同じである。
初めて行った八丈島の海。
メインポイント・ナズマドでインストラクターの龍君に紹介された「シロボシスズメダイ・幼魚」
淡いブルーの小さなこの個体。
私の中では「シロボシスズメダイ」と言えばこの写真。
データ詳細
撮影日
2016.07.30 #571
撮影ポイント
八丈島 ナズマド
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
シロボシスズメダイ 成魚
2016年に初めて訪れた八丈島でシロボシスズメダイの幼魚を撮った。(1つ上の写真)
翌年の八丈島。私の目的の1つはシロボシスズメダイの成魚を撮ることだった。
「幼魚がいる同じ海には成魚もいるだろう」と安易に考えた。
この考えは時に正解でもあるが、時に不正解でもある。
成魚と幼魚が同じ生息域にいる訳ではないことの方が多いような気がする。
しかし結果論で言えば、シロボシスズメダイに関してはこの考えは「正解」だった。幼魚を撮った同じ八丈島のナズマドで成魚を見つけた!
八丈島へ行く前の予習に抜かりはなかった。図鑑で成魚の色形を確認、頭に叩き込んでおいた。
体側にある側線は白色の斑点で出来ている。「お~だから”シロボシ”なのか」と勝手に一人で合点した。
(そして今日まで和名の由来を側線にある白色の斑点だと思っていた)
ところが「シロボシスズメダイ」という名前の由来は、鱗1枚1枚にある白色の斑点であるらしい。
”数々の勘違い”を乗り越えてのシロボシ成魚の写真をゲット。
いずれにしても写真の個体はシロボシスズメダイの成魚であることには間違いない(各鰭の端が白色になることなど特徴が一致している)
まぁ結果オーライということ。
データ詳細
撮影日
2017.07.28 #636
撮影ポイント
八丈島 ナズマド
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)