シマゾイ

スズキ目メバル科

2025.6.5:投稿



【分布域】北海道全域。青森県~秋田県の日本海沿岸。青森県~福島県の太平洋沿岸。新潟県、富山県福井県、兵庫県浜坂、島根県浜田市など。
【生息域】水深1000m前後の岩礁域に生息。沿岸の浅場にも生息する。
【特徴】体の背側は暗色で、背鰭の付け根と側線上に白色の縦帯がある。体全体は黄色ぽい。体長は一般的には30cm程。大きいものでは35cmにも達する。両眼の間にはくぼみがあり、眼の下には棘がない。胸鰭上部と尾鰭の先端が丸みを帯びる。口は大きく唇も厚い。下顎がやや前方に突出していて受け口になっている。






「直感。my新種!」

北海道は羅臼の海の中。
ナメダンゴが居た壁の手前に4~50cm幅の縦に割れた隙間があった。

その隙間を手持ちのライトで照らすと、2種類の魚が頭を上にして佇んでいた。
手前に暗赤色、奥には縦縞模様の魚が。

一瞬で奥の縦縞模様の魚はmy新種だと確信した。



メバル系かな?それにしては大きすぎるか?
今まで撮ってきたメバル系の魚は横縞模様だった!?

装着しているマクロレンズにはやや大きすぎる体長。
この隙間ではフラッシュが蹴られるかも?!


頭の中を様々な雑念が駆け巡った。

念のため、尾鰭の方も撮っておいた。
種の特定に欠かせないかも知れない。





帰京後。
ネットにお伺いをたてると、直ぐにこの魚の種が判明した。
「シマゾイ」

紛れもなくmy新種。
やはりメバル科だった。



こんな出逢いがあるから、
水温6℃台の海でも苦にはならない!(笑)
私の体の奥では”興奮”を原料にして発熱していた。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.05.24 #1524

撮影ポイント

北海道 羅臼 ローソク岩

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「前日に出会っていた!(涙)」

 

なんと言うことかだろう?!
冒頭の写真のシマゾイ。
「これはmy新種だと直感した」「初めて見た!」と確信した、、、、、
それは、羅臼での最終DIVE 5月24日のこと。

 

ところが。
羅臼到着5月23日の1本目。
訳も分からないままに、シマゾイを撮影していた。

 

私の”記憶”には全く残っていなかった。
しかしSDカードにはその”証拠写真”が残されている。
しかも5枚も撮っている。

 

冒頭の写真の個体より、こちらの個体の体色は黒っぽい。
言い訳を言えば、縦縞が余り目立たなかったらしい。

 

 

それにしても、
立てた背鰭がカッコ良い!

 

記憶にも残らなかったのに、、、
今更褒めてみても。
遅い?!

 

自分の直感。
今後、余り信じない方が良いらしい。
そうした意味では良い教訓になったかも知れない。。。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.05.23 #1522

撮影ポイント

北海道 羅臼 ローソク岩

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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