シマイソハゼ
スズキ目ハゼ科シマイソハゼ属
2022.7.15:投稿
【分布域】屋久島、口永良部島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域に生息。岩礁や洞窟にある窪みに単独で見られる。生息水深は3~10m。
【特徴】体色は灰色で頭部に2本、体側に6本の太い赤色横帯がある。尾柄背面に1本の青白く幅広い鞍状斑を持つ。
「図鑑通り」
分布域に書かれている屋久島で撮った。
岩礁の小さな窪みの奥に単独でいた。
生息水深もせいぜい5~6mだった。
ただし、色彩に関しての説明が図鑑によって全く異なる。
山渓ハンディ『日本の海水魚』では
「体側に5本の青白色の横帯があり・・・・」となる。
要は体地色が赤色で青白色の横帯(スジ)があると説明している。
上の【特徴】は図鑑『日本のハゼ』を参考にした。
こちらは「体色は灰色で頭部に2本、体側に6本の太い赤色横帯がある」との解釈。
私的には体地色が赤色で青白色の横帯(スジ)があると捉えたい。
名前的にもしっくりくる。とは言いつつ良く見ていると灰色の地色に赤色の横帯のようにも見えてくる。
冒頭の【特徴】の項では、ハゼの専門図鑑に敬意を払って『日本のハゼ』の解釈を採用してた。
この時の記憶は鮮明に残っている。
屋久島で見たいと思っていた「シマイソハゼ」を屋久島で撮れたのだから、覚えているのも当然だろう。
たった1度きりの出会い。
たった1枚だけの写真。
世界で一つだけのシマイソハゼ。
(私にとっては)
データ詳細
撮影日
2020.10.17 #926
撮影ポイント
屋久島 一湊 タンク下
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)