シチセンチョウチョウウオ
スズキ目ちょうチョウウオ科
2021.5.8:投稿
シチセンチョウチョウウオの図鑑記載内容と、本種に対して自分が持っていた印象は幾らか違っていた。
【1点目】図鑑には「日本ではやや稀種」「日本では極めて稀な種類」と書かれている。私はてっきり普通種だと思っていた。さすがに伊豆の海では見ないが、日本でも南の海ではそこそこ良く見かけてきた。腑に落ちない。
【2点目】図鑑によると「特徴は眼を通る帯が黒くないこと」と書かれている。これは、成る程〜と納得した。確かに大方の場合眼を通る帯は黒色だ。急所を隠しているのだろう。この点は全くノーマークだった。額に黒色の斑紋があることも初めて知った。
他種との一番の見分けポイント(特徴)は尾柄部のオレンジ色だと勝手に理解していた。遠目からも直ぐシチセンチョウチョウウオだと良く分かる。
参考写真:2014.3.4 @石垣島
私がシチセンチョウチョウウオに持っているもう一つの印象は、いつも仲良くペアーでいること。
データ詳細
撮影日
2014.03.04 #406
撮影ポイント
石垣島 大崎ドロップ
使用機材
Olympus XZ-1
この時もペアーだった。(1個体は見切れてしまっているが、、、)
分布域は八丈島、小笠原諸島、紀伊半島、屋久島、琉球列島。
潮通しの良い岩礁域やサンゴ礁域に生息。図鑑には「小型海藻や小動物を食べる」と書かれている。
サンゴの表面(ポリプ)を啄ばんでいるところを良く見かける。
さて名前の「シチセンチョウチョウウオ」だが「7本線のチョウチョウウオ」という意味だろう。
その線(横線)だが、腹部の域では線というより点が並んでいるように見えるし、個体によっては前方も線になっていなかったりする。
特徴を語るのはなかなか難しい種だと今改めて知った。
参考写真:2020.3 @パラオ この個体は線が、Uの字を逆さにしたようになっている。
シチセンと一概に言っても多様性に富んでいるようだ。。。
データ詳細
撮影日
2015.10.20 #526
撮影ポイント
沖縄 万座 オーバーヘッドロック
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)