センネンダイ
スズキ目フエダイ科
2022.11.16:投稿
【分布域】和歌山県以南の太平洋沿岸、小笠原諸島、兵庫県・島根県の日本海沿岸、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域に生息。サンゴ礁外縁の砂底や砂礫底などに単独で見られる。
【特徴】成魚の体地色は淡赤色で体側に3本の太い赤色の横斜帯が入る。若魚や幼魚は白の地色に、横斜帯は赤暗色から黒褐色という色彩になる。体側の横斜帯が「川」や「小」の字に見えるとの説もある。
成魚の全長は60㎝程で、稀には90㎝に達してフエダイ科の中でも大型種である。体は側偏し体高が高く、吻は前に突き出る。成魚は神経質で極めて警戒心が強く、岩礁の穴などに隠れる。幼魚はガンガゼ等ウニ類に寄り添って身を守っている。
「センネンダイ 若魚」
漢字に直すと「千年鯛」
千年に1度の鯛!
珍しく超高級魚で超美味だとか。
魚市場関係者によると、”千年に1度”は言い過ぎらしいが。。。笑
しかし、いずれにしても本種が”稀種”であることは間違いない。
高知県柏島を訪れる4~5日前、現地ショップのブログにセンネンダイの写真があがっていた。
当然のように皆で是非に見たい・撮りたいとリクエスト!
2022年11月 柏島ツアーのメインターゲットの内の1つ!
柏島で潜るのは、2005年を皮切りに今回で9回目。
そんな中、初めて潜るポイント・竜の浜での本種との出会い。
こんな出逢いが待っているのだから、ここで100本潜っても飽きる訳がない!
何回でも可能な限り通い続けたい海、それが柏島の海!
データ詳細
撮影日
2022.11.12 #1204
撮影ポイント
柏島 竜の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「センネンダイ幼魚・ド派手なステージで舞うダンサー」
竜の浜というポイントの砂底に転がっている「ウニ」の中に本種センネンダイ幼魚はいた。
白と黒の体をクネクネクネクネとウニの棘の隙間を動き回っていた。
何とか眼とウニの棘が重ならないタイミングを見計らってシャッターを切った。
真横から体側を撮りたかったが難しかった。
冒頭の写真の個体とこの幼魚は別個体。
先にこちらの幼魚を撮った。
上の若魚は数メートル離れた別のウニに棲んでいた。
それにしても、センネンダイ幼魚は何と派手な舞台でダンスを踊っているのだろう!
因みに、本種の英名:Enperor red snapper=「赤い皇帝フエダイ」
皇帝の若かりし頃はダンスがお得意だったのだろうか?
参考写真:同じ時の同じ個体。
センネンダイ幼魚の正面顔。
データ詳細
撮影日
2022.11.12 #1204
撮影ポイント
柏島 竜の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)