サザナミヤッコ
スズキ目キンチャクダイ科サザナミヤッコ属
2024.10.14:再投稿
サザナミヤッコの成魚、体全部が写った写真(笑)
最後尾に掲載。
2021.10.17:投稿
【分布域】茨城県以南の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域の比較的浅い水深に生息する。
幼魚は礁池内の砂地にあるサンゴの根の周りや、岩の裂け目などに隠れている。
【特徴】キンチャクダイ科の中でも大型種。成魚は40~50cmにもなる。一夫多妻のハーレムを作ると言われているが、単体やペアーで見られることも多い。雌性先熟。各成長段階における体側の斑紋は変化が大きい。
体色は全体的に暗い色合い(暗褐色)をしている。体側中央はやや明るい色なり多数の黒色の斑点が散在する。口吻は黄色。鰭や鰓は青い蛍光色で縁取られる。背鰭の後端伸長していて黄色い。体は平たく体高は高い。
幼魚は体側に「く」の字の白色と青色のラインが入る。尾鰭にも色が入る。吻から鼻筋にかけて青色のラインが通る。
【識別ポイント】幼魚はタテジマキンチャクダイの幼魚似ている。
タテジマキンチャクダイ幼魚の体側の模様(ライン)は渦を巻く。尾鰭は透明。鼻筋にラインは無い。
「サザナミヤッコ 一推しの写真」
図鑑を目指しながらこんな写真をトップに持って来るのは非常識だろうか?
自分が撮ったサザナミヤッコの写真の中では1番気に入っているのだが。。。笑
この写真を見ると「サザナミヤッコは何と美しい魚だろう」と思う!
一方、体全体が写っている写真を見ると「地味な魚だなぁ」とつい感じてしまう。
参考写真:同じ個体の頭部。
データ詳細
撮影日
2021.10.03 #1054
撮影ポイント
屋久島 永田 観音
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
サザナミヤッコ 幼魚
サザナミヤッコの名前の由来は幼魚の体側にあるラインを「さざ波」に見立ててのもの。タテジマキンチャクダイとは幼魚同士よく似ている。しかし、人気度・有名度では本種の方がやや劣っているようにも思える。
タテジマキンチャクダイには「タテキン」という呼びやすい愛称があるだけの差だと思う。サザナミヤッコの幼魚はタテキン幼魚に負けないほど可愛く美しい。
参考写真:2016.12.2 伊豆海洋公園
上の写真の個体より、さざ波模様が密でない。こちらの個体の方がより幼い。
データ詳細
撮影日
2020.08.30 #908
撮影ポイント
伊豆大島 王の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
サザナミヤッコ 成魚
2012年の写真。やや青被っている。
もう少し良い成魚の写真を撮って、成魚にトップを飾らせたいと思う。笑
データ詳細
撮影日
2012.05.04 #276
撮影ポイント
西表島 仲の御神島 東の根
使用機材
Olympus XZ-1
「外部ストロボの功」
2023年の夏の頃。
オリンパスのミラーレス一眼のカメラに INON の外付けストロボを付けた。
目的は本種サザナミヤッコなどのように比較的大型種が画角に収まるように、被写体とカメラの距離を取り、かつバシッとライトが当たるようにするためだった。
(単焦点のマクロレンズを装着しているため、距離を置くしかない)
ストロボの向きや光量の強さ、そのほか色々な条件が上手く調整出来ず、外付けストロボを導入した目的が果たせない日々が続いた!
大きな岩の奥にいる魚を、狭い隙間から撮ろうと、左右のストロボの位置を思い切って横に広げた(倒した)
この時の魚は奥の方へ隠れてしまい撮影出来なかったのだが。。。
ストロボがその状態のままの時、たまたま目の前を通過しようとしていた本種サザナミヤッコを撮った!
それが上の写真。
外部ストロボに替えて、当初の目的を果たした初めて手応え。
嬉しい、思い出に残る一枚になった。
が、この写真!
冒頭の尾鰭だけをクローズアップした写真を超えてはいないと思う(笑)
データ詳細
撮影日
2024.10.06 #1462
撮影ポイント
屋久島 ヌーディ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)