サツマカサゴ
スズキ目フサカサゴ科
2021.12.17:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、山口県日本海沿岸、屋久島、奄美大島、琉球列島。
【生息域】内湾性の浅い砂底やガレ場などに単独で生息。
【特徴】体色は変異が多い。大きな胸鰭を持ち、その胸鰭を使って這うように移動する。通常は石ころに擬態していて、じっと動かない。しかし危険を感じると胸鰭を翻して、裏側の黒色で縁取られた黄色い色彩を見せて相手を威嚇する。背鰭の基部は著しく隆起している。
「薩摩カサゴ」
名前に薩摩が付くのは鹿児島県に多いカサゴだからとの説がある。真偽の程は分からない。
ハナダイやハゼやスズメダイ、或はサメやカメなどの大物が好きな人は多いと思う。
しかし、本種サツマカサゴカサゴが属すフサカサゴ科の魚のファンは、まずいないのではないだろうか?
まぁ蓼食う虫も好き好きと言うから断言はできないが。笑
地味で写真映えもしないサツマカサゴ。
私自身、紹介されても一応1~2枚撮る程度。
ただ、この写真のサツマカサゴは眼線が良い。魚にも表情がある。
この個体、まるで鎧を付けた”古武士”のような風情。
参考写真:2016.8.23 @田子 瀬浜
体表に藻が生えている。石に擬態するには丁度良いのか?
その大きな胸鰭を翻して黄色い派手な色彩で威嚇されてみたい。というか、胸鰭の裏側を撮りたい。
しかし、背鰭には猛毒があるらしいので敢えて怒らせるのはリスクが高すぎる。。。
はて、さて、どうしたものか。
データ詳細
撮影日
2019.09.18 #823
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
サツマカサゴ 幼魚
体色が白色に近く小さな個体。
岩と一体化して身を守っているのだろうか?
顔付きもまだまだ幼い。
この可愛い幼魚との出会いが、サツマカサゴ投稿のきっかけを作ってくれた。
この幼魚との出会いがなければサツマカサゴの投稿はずーっと後回しになっていたと思う。
データ詳細
撮影日
2021.11.27 #1070
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)