サカサクラゲ

根口クラゲ目サカサクラゲ科

2024.7.8:投稿



【分布域】日本では九州南岸や南西諸島、四国の宿毛湾からの記録もある:世界中の亜熱帯や熱帯の浅海域。
【生息域】暖海の浅海域に生息。
【特徴】幅15-20cmの中くらいのクラゲ。平らな傘を持つ。




「逆さクラゲ」

学名:Cassiopea(カシオピア)
英名:アップサイド・ダウン・ジェリー、マングローブ・ジェリー・フィッシュ。


クラゲは通常、傘を上に向けて浮遊するが、本種サカサクラゲは傘を下に向けて逆さ生活をする。

体に褐虫藻を宿し、その褐虫藻が行う光合成により出来るエネルギーに依存して生活することが知られている。ただし、褐虫藻がいなくても、自ら動物性プランクトンを摂食して生きていくことも出来る。


太陽光を効率よく浴びるために、浅海の暖かい場所を好んで生息している。

泳ぐ時は、さすがに傘を上にして泳ぐが、ほとんどの時間は水底で傘を下にしてじっとしている。



写真は沖縄本島 恩納村・山田の砂地。
参考写真:同じ時の同じ個体。
違いは傘を開いているか閉じているか。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.28 #1414

撮影ポイント

沖縄本島 恩納村 山田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「真上から見た サカサクラゲ」

 

やや分かりにくいかも知れないが、、、
こちらの写真はナマコの上に載ったサカサクラゲ。
サカサクラゲの足側の上からの1枚。

 

さて。
何故サカサクラゲは逆さまになって生息しているのか?

 

それは、サカサクラゲの足の部分に褐虫藻が生息していて、褐虫藻が光合成をする為に良く光を浴びられるよう、足の部分を上(太陽光)に向けていると考えられている。

 

沢山の太陽光を浴びて褐虫藻が増えるとサカサクラゲの体色は褐色になる。
太陽光が少ないと青色や白色の体色のサカサクラゲになるという。
それはそれで、さぞかし美しいだろう!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.28 #1414

撮影ポイント

沖縄本島 恩納村 山田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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