ルリホシスズメダイ
スズキ目スズメダイ科イシガキスズメダイ属
2022.11.27:再投稿
2022年11月 柏島の竜の浜で小さな小さなルリホシスズメダイに出会った。
過去最年少?の見るからに幼い個体。
写真は最後尾。
2021.3.6:投稿
『可愛い悪魔』
英名:Whitespotted Devil
この英名を聞いて激しく頷く自分がいる。
デビルか〜!確かに悪魔級の可愛さ。そして悪魔かと思う程撮りづらい。
10数年程前、GreenGrassが立ち上がったばかりの頃、沖縄の海でオーシャンの社長・汐崎さんにガイドをして貰った。その際「さぁ〜撮れるかな?!」とスレートに書いて紹介されたのが本種ルリホシスズメダイ。(結果は?武士の情けで聞かないで欲しい)
この写真、眼ピンが来ていない。重々承知している。
それでも恥を忍んで1枚目に選んだのは、この頃(乳幼児?)が最も可愛いから。そして全身に(ルリ)星が瞬き、淡い黄緑色の体に実際の眼より遥かに大きな眼状斑を持つこの時期は極めて短い。同じ”幼魚”の括りでも、この頃の個体にはなかなか会えない。
本種も、スズメダイにありがちなパターンで成長するに伴い可愛くなくなってくる。
以下順々に月齢?年齢?が進む個体の写真を掲載。
データ詳細
撮影日
2020.10.16 #921
撮影ポイント
屋久島 一湊 タンク下
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
まだまだ幼魚だが既に背鰭の眼状斑は消えている。
今回、本種を取り上げるに当たって色々調べていて、改めて納得したことが2点。
1つ目は、前述した英名。
2つ目は、イシガキスズメダイ属だということ。この属には本種とともに、イワサキスズメダイ、ハクセンスズメダイ(田子沖の浮島根の根頭にいる)、イシガキスズメダイ、ルリメイシガキスズメダイ、フェニックススズメダイが属している。
私にとっての難敵ばかり。警戒心が強く、ちょろちょろと良く動き直ぐに隠れる。「あなたたち親類?一族?だったのね」
データ詳細
撮影日
2018.05.05 #701
撮影ポイント
宮古島 オアシス
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ルリホシスズメダイの分布域は南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島。
生息域は潮通しの良いサンゴ礁の浅場。サンゴの周辺で見られる。縄張りを作り単独で生活する。
この個体は段々と幼魚らしさを失いつつある。体色が若草色から黒っぽく変化してきている。体に散在する青色の斑点の数も減少気味。
たまたまかも知れないが、ここに使った3枚の写真の個体全て、口を少し開けている。特徴なのだろうか??
ルリホシスズメダイも大人になり、他のスズメダイのように黒色になるものと思い込んでいた。
ところが「ネイチャーウォッチング・ガイドブック スズメダイ」には、成魚としてほぼ白色に近い体をした個体の写真が掲載されている。説明には、大人の背側には「白色から青色の斑点が散らばる。眼の虹彩は黄色」と書かれている。
文頭に書いた英名の一部「Whitespotted」も納得。
スズメダイの仲間にも、ミツボシクロスズメダイ、キホシスズメダイ、シロボシスズメダイと名前に星を持つ種がいる。
私は予てから、冬の星座の名前を持つオリオンスズメダイに1度会ってみたいと願っている。
データ詳細
撮影日
2019.05.05 #796
撮影ポイント
小笠原 兄島 丸山崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
2022.11.27:再投稿
「ルリホシスズメダイ 幼魚」
これぞ正真正銘のルリホシスズメダイの幼魚!
この殆ど黄色に近い体色。
体に煌めく星々!
スズメダイの幼魚に目がないことは自覚している。
それでもノックアウト級?の可愛さ!
我を無くして再投稿!
データ詳細
撮影日
2022.11.12 #1204
撮影ポイント
柏島 竜の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)