ラウスカジカ

スズキ目カジカ科

2025.6.16:投稿


【分布域】・・・・・
【生息域】・・・・・
【特徴】・・・・・





「羅臼で”ラウス”カジカ」

この一見”地味な?魚”が、どれほど私を深く感動させ、喜ばせたか!





本種ラウスカジカについての以下のような記事をネット上で見付けた。

 「このカジカ、1997年に地元の水中写真家が港近くの海中で見つけたもの。体色を変化させることができ、背びれの先端がトサカの形をしている。
和名「ラウスカジカ」と命名された。カジカ科コオリカジカ属の新種だという。学名は発見者にちなんだ名がつけられるという」



上の記事の中の”水中写真家”とは、
我々が羅臼でお世話になった現地ダイビングショップ「知床ダイビング企画」のオーナー関勝則氏のことである。

学名:Icelus sekii Tsuruoka et al., 2006


何気なく撮った魚が、こんな背景を持っていたとは!!
(この写真を撮った時も、関氏は我々と一緒に潜って下さっていた)



羅臼の海で潜った日。
あれからもう3週間以上も経っている。
判明したこの事実に、今頃ジワジワと感動している自分がいる(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.05.23 #1522

撮影ポイント

羅臼 ローソク岩(ゲストハウス前)

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ラウスカジカだと気付くまで=経緯」

 

この写真を撮った時の記憶も印象も非常に希薄。
写真を見ても特別な感想はなかった。

 

が、しかし。
改めて写真を整理していて。
あなたは誰?との疑問が湧いた。

 

現地ガイドの方が、今回の海で出会った生き物の名前をざっとあげてくれた”生物の名簿”。
その中の種は全部図鑑で確認したが、冒頭の写真の個体と一致する種はいなかった。

 

恐らくカサゴの仲間?カジカ科?の魚だろうと当たりを付けて図鑑を隅から隅までチェックした。
しかし、該当する種はいない!!

 

困った。
Googleレンズにお伺いをたてたが、的確な答えは見いだせない。
FaceBookの専門家が集うグループにお伺いをたてようか?!

 

いや、待てよ。その前に。
ダメ元で”アイツ”に聞いてみよう。

 

”アイツ”とは。
・・・LENS と言うiPhoneに入れているアプリ!

 

このアプリ、私の評価は余り高くない。
全くの見当外れな珍回答をしてきたり、
「ハゼの仲間」とか「スズメダイの仲間」などどと大雑把な回答して来たりする。

 

が、たまに。
そう、極めて稀に。
とてつもなく良い仕事をする。

 

今回も自信を持って回答して来た。
「ラウスカジカ」と。

 

信頼度の低いアプリの回答。
安易に信じる訳にはいかない。
その裏付けを取るべく、ラウスカジカについて調べた。

 

どうやらアプリの回答は”正解”らしい。

 

そして思いも依らない本種ラウスカジカの”背景”が明らかになったのだった!!!

 

初めて潜る海”羅臼(ラウス)”の名前を持つ魚。
この魚を発見した方の名前を学名に持つ魚。
その関氏と潜った海で、撮った魚。

 

その魚こそが「本種ラウスカジカ」

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.05.23 #1522

撮影ポイント

北海道 羅臼 ローソク岩(ゲストハウス前)

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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