オヤビッチャ

スズキ目スズメダイ科オヤビッチャ属

2024.8.9:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深1~12mの浅い岩礁やサンゴ礁で、中層や表層付近を群れになって泳いでいる。
【特徴】体地色は灰色。背中側は黄色みを帯びる。体側には5本の横帯が入る。その内の最前の帯は胸鰭付け根で止まる。




「オヤビッチャ」

オヤビッチャは普通種。

決して褒められた傾向ではないが、私の場合”普通種”に限って、ついつい撮るのが後回しになってしまう。
結果、ろくな写真がない。

そんな事情も手伝って、スズメダイ科の中では本種はかなり遅い投稿。
(因みにザ・スズメダイとも言える「スズメダイ」も未だ投稿していない。。。)



”オヤビッチャ”という名前は、余り普通?ではないように感じる。
ネット上のサイトを色々尋ね歩くと、幾つかの説があるらしいことが判明。

・沖縄の方言に由来しているという説。
 綾(あや)が走る、つまりきめ細かい模様が描かれている様子、あるいはオヤビッチャが群れをなして一斉に泳ぐ様のことなのか、とにかくそれをウチナーグチでは「あやびっち」というのだそうだ。

・親になってもチビっちゃいからオヤビッチャ

・また、違った一説によると、沖縄地方の呼び名がそのまま和名になったとか。
「大人になっても可愛い魚」という意味から。。。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.01 #892

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「オヤビッチャ群れ」

 

オヤビッチャは群れている所の写真を載せたい。
そこでこの写真を無理矢理引っ張って来たが、オヤビッチャの群れはこんな規模ではない。
自分の写真にケチを付けるのも何だが、もっと凄い数で群れていることもある。

 

しかも、この写真の一番後ろの個体はよくよく見るとオヤビッチャではなく「シリテンスズメダイ
このシリテンスズメダイはオヤビッチャと混泳していることが多い。尾鰭基底に小黒点が2つ並んでいるのが特徴。
この写真を撮った2012年時点では、オヤビッチャの近似種とされていた。

 

 

参考写真:2015.3.18 @Palau Big Drop Off
オヤビッチャは中層や表層で群れていることが多い。
上の写真が中層ならば、こちらは表層と言えるのではないかと思う。
水深1~2m 写真の上半分は海面。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.08.04 #295

撮影ポイント

Philippine Balicasag Black Forest

使用機材

Olympus XZ-1

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