オオヨシノボリ(淡)
スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属
2022.10.28:投稿
【分布域】宮城県の太平洋沿岸、青森県の日本海側以南の本州、四国、九州。
【生息域】河川の中流域から渓流域に生息する。主に大きな川で見られる。
【特徴】胸鰭基底上部に黒い円斑がある。尾鰭基底に1黒色横斑がある。
「オオヨシノボリ 幼魚」
当図鑑2種類目の淡水魚はオオヨシノボリ。
1種類目は屋久島の一湊川で撮ったクロヨシノボリ。
今回は山梨県にある富士五湖の1つ・本栖湖で撮影。
しかも、本栖湖の水面標高は900m。
高所潜水(アルティチュードダイビング)になる。
今年4月に北海道の支笏湖で潜ったが、ここの水面標高は247mで高所潜水には該当しなかった。
本栖湖へ行く前に「生き物はほとんどいませんよ」と聞かされていたが、嬉しい予想外れ!
生き物たちは皆どちらかと言うと無彩色で決してカラフルではない。
しかし、びっくりするほど沢山の生き物がいた。
本栖湖ツアーを引率してくれたインストラクターの玉ちゃんのスレートを奪って「いっぱいいるじゃない!!」と興奮を伝えた。
そんな訳で、初めての本栖湖ダイビングは大忙しだった。
本種オオヨシノボリについても、少しは触れておきたい。
日本固有種である。
図鑑『日本のハゼ』には「早瀬から淵頭にかけての急流部に単独で見られる」と書かれている。
それは恐らく成魚の事ではないかと思う。
写真のオオヨシノボリは20匹程で群れていた。個体はせいぜい3~4㎝。
成魚は10㎝程はあるようだ。
参考写真:同じ写真。上の写真はこの写真をトリミングしている。
データ詳細
撮影日
2022.09.12 #1176
撮影ポイント
本栖湖 湧水
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)