オオアリモウミウシ
ハダカモウミウシ科オオアリモウミウシ属
2022.4.2:投稿
【分布域】西太平洋、中部太平洋。
【特徴】体地色は半透明の白色。背側突起は紡錘形で表面には白色の細点が散在する。中の消化腺が透けて緑色に見える。触角は黒色。触角から心嚢周囲にまで至る黒色の帯がある。観察地により体地色が黒色の個体や茶色の個体が見られる。15㎜に達する。
「念願のウミウシ」
本種も属すオオアリモウミウシ属には羊や牛に似たウミウシがいて、撮ってみたいと前から思っていた。
ところがどの種も極小ばかり。図鑑には「5mmに達する。」などと書かれている。4mmや5mmのものも。もはや苦笑いするしかないレベル。
水深の浅い砂地の一角にオオアリモウミウシが数個体がいた。藍藻(らんそう)を食す本種は、背丈の短い草の生えている場所でまさに食事中だったようだ。
写真中央の個体の後ろにもアウトフォーカスで別の個体が写っている。
参考写真:同じ時の写真。
周囲の環境に溶け込んでいて分かりにくい。グローブを指標に。指先と比べるとオオアリモウミウシの小さいことがよく分かる。
データ詳細
撮影日
2022.03.25 #1112
撮影ポイント
城ケ島 梶が浜ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
集中しなさい!!
念願のオオアリモウミウシを前に”よそ見”をするとは何事か!!!
肉眼では分からなかったが、カメラの液晶画面にはオオアリモウミウシと一緒に「カマキリ」のような生物がいちいち登場する。
そっちが気になって、手前と奥にいるオオアリモウミウシそっちのけで「カマキリ」にピントを合わせる事に夢中になってしまった。
反省しなさい!!
(カマキリは海にはいないはず。ワレカラの1種?・・・未だ気になっている)
データ詳細
撮影日
2022.03.25 #1112
撮影ポイント
城ケ島 梶が浜ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)