オグロベラ

スズキ目ベラ科オグロベラ属

2022.9.19:投稿



【分布域】伊豆諸島、小笠原諸島、静岡県富戸、和歌山県串本、高知県柏島、愛媛県愛南、琉球列島。
【生息域】やや深い(20m以深)岩礁やサンゴ礁外縁斜面などで見られる。
【特徴】雄相の体色は緑色で、蛍光の青色と黄色の縦線が体側中央を走る。尾鰭後方が黒色になる。その黒色域の前に青色の細い横帯が入る。眼の後方には2本の青色の短いラインがある。一方、雌相の体色はオレンジ色にピンク色が混ざったような色合い。胸鰭基底に赤い斑点がある。吻部は全体的に黄色いことも特徴。雌相の尾鰭は透明で模様はない。





「オグロベラ 雄相」

オグロベラの雌雄は色彩が全く異なる。

「オグロベラ」という名前は、雄相の尾鰭にある黒色の領域に由来している。
雌相の尾鰭に黒色域はない。


冒頭の写真は不満足ではあるが、やはりトップは雄相の写真を使うべきと考えた。

写真左側に写っているのはオグロベラの雌相。
オグロベラは数匹の雌相を従えたハーレムを作るそうだ。

この時は雄相のみに目を奪われて、周囲に雌相が居るのかどうか全く気に留めなかった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.10.17 #922

撮影ポイント

屋久島 一湊 お宮前

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「オグロベラ 雌相」

 

柏島の民家下北のベラ団地で撮った。
ここは美しいベラばかりが棲んでいる。
もしかして、ベラ団地入居には条件?縛り?があるのではないかと思うほど 笑

 

全身は撮れなかったが、特徴である胸鰭基底の赤色の斑点と黄色い吻部が捉えられている。

 

このオグロベラ雌相を撮ったことが切っ掛けになり、雄相の色彩を図鑑で確認した。
3か月後、まんまと屋久島の海で雄相を見付けて撮ったのが上の雄相の写真。
ハッキリと頭に入ったので、もう少しマシな雄相の写真を撮りたいと思っている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.07.04 #883

撮影ポイント

柏島 民家下北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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