オビテンスモドキ

スズキ目ベラ科オビテンスモドキ属

2021.9.18:投稿



【分布域】八丈島、小笠原諸島、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁やサンゴ礁周辺の砂礫底やガレ場に生息する。
【特徴】本種の雌雄はほぼ同じ色彩をしている。成魚の頭部は灰色で眼から放射線状にラインが伸びる。このラインは老成すると消えていまう。体側は暗褐色で網目模様。尾鰭には幅の広い白色の帯がある。
幼魚は赤褐色か茶褐色をしている。背鰭の第1棘と第2棘が著しく伸長している。頭を下にしてまるで海藻が漂っているかのようにヒラヒラと泳ぐ。



オビテンスモドキ 成魚

パラオのニュー・ドロップオフの棚上で、この特徴的な姿の魚を見つけた。
後で調べて、あのヒラヒラ泳ぐオビテンスモドキの成魚だと知って驚いた。幼魚の可愛さに比べて、成魚はやや”人相?が悪い”というのが偽らざる感想。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.03.20 #479

撮影ポイント

Palau New Drop Off

使用機材

Olympus XZ-2

オビテンスモドキ 幼魚

 

本種は伊豆など広い範囲の太平洋岸で死滅回遊魚として見ることができる。
泳ぎ方がヒラヒラしていてダイバーには人気がある。

 

真横から撮ると2本の背鰭の棘が前後に並んで伸びているのがよく分かる。

 

参考写真:同じ時の写真。
この写真では2本の棘がピタリと重なって1本に見えている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.05 #1036

撮影ポイント

伊豆大島 王の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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