ニシキウミウシ

イロウミウシ科ニシキウミウシ属

2024.6.9:投稿



【分布域】インド-太平洋。
【特徴】体は赤色で白色の円斑や小さな赤色円斑、黄色斑などが散布されている。非常に変異の多い種である。外套膜は頭部と二次鰓の直前の2カ所で外側に張り出し、二次鰓後方で上に反り返る。外套膜は青紫色の細線で縁取られる個体もいるが、斑点が不規則に並ぶ個体もいる。触角と二次鰓は赤色。触角の先端は青紫色。120mmに達する。




「ニシキウミウシ」

ニシキウミウシは本当に厄介なウミウシである(笑)

今までに、投稿を試みて最後まで仕上げられず断念したこと数知れず。

”変異”が余りにも多く、訳が分からない。



冒頭の写真は本種ニシキウミウシの特徴が分かり易いかと思い選んだ。
外套膜は
・頭部と二次鰓の直前の2カ所で外側に張り出す(計2対)
・二次鰓後方で上に反り返る

因みに本種と近いテヌウニシキウミウシの外套膜は
・頭部と二次鰓の直前そしてその間の3カ所で外側に張り出す(計3対)
・二次鰓後方で上に反り返る(ニシキウミウシと同じ)

データ詳細

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撮影日

2017.12.21 #662

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ニシキウミウシ」

 

真横からのアングルで、全身が収まり切っていない。
構図として如何なものかと思う。
思うが、、、ニシキウミウシへの私のイメージに1番近い色彩の個体。

 

二次鰓の直後が上へ反り返っているのはよく分かる。
「外套膜は青紫色の細線で縁取られる」とある図鑑には書かれていたりするが、この個体は細線と言うよりポチポチ斑点が不規則に並んでいる。このタイプも非常に多く見かける。
変異の多いウミウシ、この程度は許容範囲か?

 

参考写真:2023.4.1 @田子 沖の浮島根
上の写真も参考写真も田子の沖の浮島根で撮影。
季節はどちらも4月上旬。

大型のウミウシの全身を撮ろうとするなら、この角度が1番効率的?!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.04.03 #965

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ニシキウミウシ? フタイロニシキウミウシ?」

 

問題なのはこのヒト達!(笑)
図鑑によって見解が分かれている。

 

少なくとも海の中では「ニシキウミウシ」と紹介された。
私のデータベースにも「ニシキウミウシ」として登録してきた。

 

が、しかし、である。
悩ましいヒト達なのだ。

 

調べてみると「ニシキウミウシ」だとする説と「フタイロニシキウミウシ」だとする説がある。
研究者の方々の結論を待つしか無いのか。。。

 

いや、もしかしたらもう結論は出ているのかも知れない。
何れにしても、情報が届くのを楽しみに待つしか無い。。。

 

参考写真:2020.7.3 @柏島 後浜no.3

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.06.18 #564

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ニシキウミウシの幼体?」

 

この小さな小さな個体は、ニシキウミウシの幼体で間違いないだろうか?
それともフタイロニシキウミウシの幼体だろうか?

 

片方の触角が埋没しているのか、無くなってしまったのか。。。
頑張れっ!

 

参考写真:2015.8.18 @田子 田子島
この個体は、丁度自分の500本記念の時に出会った。
小さな個体だったと記憶しているが、写真を見ると成体かも知れないと思ったりする。

 

 

 

余談ではあるが。
私にとってニシキウミウシ1番の思い出の個体は。
ウミウシカクレエビの宿主となってくれた個体(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.28 #903

撮影ポイント

伊豆大島 秋の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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