ナヌカザメ
メジロザメ目トラザメ科
2024.1.31:投稿
【分布域】北海道以南の太平洋沿岸、新潟県~長崎県の日本海・東シナ海沿岸、沖縄諸島。
【生息域】水深15m以深の岩礁域に生息。岩や砂底などに着底していることが多い。
【特徴】背面と体側は淡黄色で暗褐色から灰色の斑点が散在する。暗褐色の鞍状模様が7本体から尾にかけて存在する。成長と共に斑点は濃くなり、鞍状模様は薄くなり不明瞭になる。腹面は淡色でわずかに暗い模様がある。体長は最大1.4mになる。
「ナヌカザメとの初遭遇」
ちょうど5年前の2019年の1月末。
この年の初潜りは伊豆海洋公園だった。
インストラクターのミカちゃんお勧めのスジベラなどを見た後、”クエ穴”へ行った。
”クエ穴”は伊豆海洋公園の”1の根”の脇にある。
ここはクエが住み着いていると言われている穴。
残念ながら、この日クエは留守だった。
その代わり?本種ナヌカザメが、穴の奥へ頭を向けて着底していた。
1mを優に超すサメ。
しかも初遭遇のサメ。
私はこんな時の為に携帯している、サイドカメラのデジカメを迷わず構えた。
(メインのカメラはマクロレンズを装着している)
全身が入るようにアングルを工夫して、シャッターを押すと。。。
「カードが認識出来ません!」と液晶画面に無情の文字列が。
勿論SDカードは装着。
これは最近頻繁に起こるトラブル。
最早ここまで!!
マクロレンズ装着のメインカメラ・ミラーレス一眼で撮るしかない。
「頭部」「腹部」「尾部」、そしてもう一度「頭部」と分割撮影した。
私がナヌカザメに会ったのはこの1度きり。
ここで使っている写真は、全て同じ時の同じ個体である。
いつか、ナヌカザメの全身を1枚の写真におさめたショットを撮れる日が来ることを願っている。
データ詳細
撮影日
2019.01.29 #760
撮影ポイント
伊豆海洋公園
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ナヌカザメ(七日鮫)」
陸に引き上げられても、7日(なぬか)間生きていられるほど生命力が強いサメ。
諸説あるものの、これが名前の由来らしい。
7日生きられると言うのは、やや誇張されているようだが、何れにしても生命力が強いと言うことに変わりはないようだ。
データ詳細
撮影日
2019.01.29 #760
撮影ポイント
伊豆海洋公園
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)