2024.1.25：投稿

【分布域】琉球列島。
【生息環境】サンゴ礁の礁原や礁斜面に生息するセンジュイソギンチャクやナガレハナサンゴ、パラオクサビライシにも付く。
【特徴】体色は僅かに紫色を帯びた透明。両眼の間を繋ぐ白線はなく眼に赤白の帯がある。紫と白がセットになった大きめの斑紋が背面に並ぶ。




「ナデシコカクレエビ」

初めてナデシコカクレエビを見たのは13～14年前のこと。
”ナデシコ”の名前に相応しい色彩のエビ。

分布域にもある通り、石垣島や沖縄へ行った時にだけ会える。

分布域が琉球列島に限られている為か長い間、会えない期間が続いた。



楚々としたナデシコカクレエビ。
好みのエビ。拘りも強い。
もう1度撮り直してからと投稿が後回しになってしまった。



因みに本種は図鑑『海の甲殻類』では「ホンカクレエビ属の一種」として掲載されている。
出版時には和名が無かったのだろう。

こちらも冒頭の写真と同じ2010年撮影。
こちらは沖縄本島の恩納村で撮った。

宿主にも紫色があり、良い保護色になっている。

参考写真：2018.11.22　＠石垣島　ネオンポイント
こちらも石垣島で出会った個体。
現地ショップのガイドさんによると、幼い個体だとのこと。