モンダルマガレイ

カレイ目ダルマガレイ科

2022.8.18:投稿



【分布域】八丈島、小笠原諸島、和歌山県、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域に生息。礁池などの浅所の砂底で見られる。
【特徴】大型になる。体側に青色のリング状の斑紋が散在する。体中央に1黒色斑があるが、不明瞭なこともある。素早く体の色彩を砂底に合わせて変えるが、青色のリング状の斑紋は不変。




マンタとの遭遇を期して、久米島のマンタステーションへ向かった。
マンタがクリーニングに訪れるという大きな根をいくつか廻った。
一番奥の根まで行ったが、マンタが現れそうな気配すらなかった。

2021年のG.W.には、同じこのポイントでマンタを見せて貰ったが今年は不発。
見れることもあれば、見れないこともある。
だからこそ、面白い。


表向き「マンタを求めて泳ぎ」ながら、実はその道中で出会う種々の魚を撮っては楽しんだ。笑


終盤。
皆がマンタを諦めた頃、目線を海底に落としたのか。
砂地にほぼ埋もれるようにして横たわる魚を紹介された。




「証拠写真 ①(全体像)」

先ずは全身を撮るために、魚を対角線上に置いて撮った。

動かないことを良いことに、
私は種を特定するための「証拠写真」を集めることにひたすら腐心した。

結果「モンダルマガレイ」と特定出来た。


*モンダルマガレイ・雄の成魚の眼がある側の胸鰭は長く伸長する。
「証拠写真 ①」に写る胸鰭はそこまで長くない。
雄ではなく雌なのか、成魚ではないのか?その辺のことは不明。




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.06 #1169

撮影ポイント

久米島 マンタステーション

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「証拠写真 ②」

 

カメラを構える位置を低くして、頭部・顔をクローズアップで撮った。
眼、口、鰓。体表の詳細(模様)。

 

「証拠写真 ③」
参考写真:同じ時の同じ個体。
眼の後縁には皮弁が数本ある。
砂に埋もれても、この眼だけは出せるようになっているのだろう。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.06 #1169

撮影ポイント

久米島 マンタステーション

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「証拠写真 ④」

 

冒頭の全身を撮った写真では余り目立たないが、肉眼では体にある1黒色斑がとても良く目立った。
これも重要な要素になるはずだと写真に残した。

 

「証拠写真 ⑤」(不採用)
尾鰭に特徴が現れることも良くあるので、尾鰭の写真も撮った。
何故かピンボケ写真。全身の写真の方が尾鰭の形などが良く分かる。

 

「証拠写真 ⑥」
参考写真:同じ時の同じ個体。
〇で囲んだのが「口」
矢印→は両眼の距離感を。

 

本種「モンダルマガレイ」は「トゲダルマガレイ」に良く似ている。
青色のリング状の斑紋や1黒色斑の形(トゲダルマガレイのものは三角形に近い)、そして両眼の距離などが決め手となって「モンダルマガレイ」と特定出来た。

 

反省点:大きさが分かるように、人と一緒のショットを加えるべきだった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.06 #1169

撮影ポイント

久米島 マンタステーション

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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